ピーター・パン [DVD] の感想

まだ見たことがないという方は、ぜひ。
そして「子どものころ見たんだけどそれっきり見てないなぁ〜」という方もぜひご覧ください。
改めて見てみると、子どものころとは違った印象を受けられるのではないかと思います。

とくに僕はご家族（全員）での鑑賞をおすすめします。
作中のウェンディーやピーターのような「子ども」の立場で見るお子さん、息子・娘を楽しませてあげたい、息子・娘に感動を味わわせてあげたいという「大人」の立場で鑑賞される親御さん、それぞれ違った感想をお持ちになられるのではないかと思います。

（しかしながら受ける（大きな）感動というのはご家族で一様に等しく、鑑賞終了時のあたたかい感情というものはご家族全員で共有いただけるのではないかと思います。そしてその感動は何度見ても色あせることなく味わうことができるでしょう。）

さすがはウォルトディズニーといったところで、原作からは大きく逸脱していながらも、「最高の感動」を与えてくれる一方で、作中の至るところに「隠された主張・主題」を織り込んでいます。その点でも、この映画は非常に優れた文学作品といえるでしょう。

1950年代にはじめて制作され、そして今もなお愛され続ける「ピーター・パン」。不朽の名作である理由は映画を見ればわかります。

2010年になってかつてのビデオの映像をよりきれいにして作られたこのDVD、「ピーター・パン」がこれからも愛され続けるであろうことを考えると、買うのは決して損なことではないと思います。

（追記）このDVDには「英語で楽しもうピーター・パン」というコンテンツが含まれており、英語を好きになりたい、英語の音声に慣れておきたい、といった中学生・高校生にとっても良い教材となり得るのではないでしょうか。