Consolation の感想

ニューアルバム「Consolation」は、緩急の効いた今まで以上に異国情緒を感じさせる趣で、
聴き始めた瞬間にどの曲もKalafinaのそれと判りますが、
過去三枚のアルバムのどれとも違った新たな魅力があります。

今作はhikaruが控えめでwakanaのパートが引き立っているように思いますが、
派手さは少ないものの聴き入ってしまう曲が多く、三人の熟成度を感じることができます。
「After Eden」で離れた方も、本作は復帰のきっかけになるのでは？

特典のBDには「歴史秘話ヒストリア」のED「夢の大地」のビデオクリップと、
ドイツのボンで行われた「AnimagiC」のドキュメント映像を収録。
ビデオクリップで魅せる三人の艶やかで貫録さえ感じさせる姿と、
ドキュメントでの今どきの普通の女子とのギャップが何とも良かったですね。
画質・音質共にBDなので十分綺麗でしたが、これだとDVDでも結構綺麗かもしれません。

過去のアルバムは全て好きですが、今作も期待を裏切られることはなく、
三人の成長した新たな魅力を堪能できるオススメのアルバムです。
今後更にメジャーになってもあまり大衆受けには傾かず、Kalafinaらしさを貫いてほしいですね。