ニーアゲシュタルト&レプリカント オリジナル・サウンドトラック の感想
参照データ
タイトル | ニーアゲシュタルト&レプリカント オリジナル・サウンドトラック |
発売日 | 2010-04-21 |
アーティスト | ゲーム・ミュージック |
販売元 | SMD |
JANコード | 4988601461634 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » アニメ・ゲーム » ゲーム |
購入者の感想
ゲームはクリアできるか不安ですが、とりあえずはサントラ!と思い購入しました。ピアノが入っている曲が特にいいです。
ゲーム未使用曲の「魔王」Disc2の最後に収録されているバージョンのピアノ演奏には鳥肌が立ちました。繊細さと力強さが表現されている曲と演奏だと思います。これ1曲だけでもCDを買う価値はあったと思いました。ゲームのBGMということでなくても、買って損はないCDに、しばらくぶりに出会いました。
ゲーム未使用曲の「魔王」Disc2の最後に収録されているバージョンのピアノ演奏には鳥肌が立ちました。繊細さと力強さが表現されている曲と演奏だと思います。これ1曲だけでもCDを買う価値はあったと思いました。ゲームのBGMということでなくても、買って損はないCDに、しばらくぶりに出会いました。
珠玉のサウンド・トラックスです。
「上質な映像音楽とは、外部から取り付けるべくものでなく
そのシーンにあらかじめ眠っていた音を掘り起こし、現前させたものだ。」
映像作家の是枝裕和氏の言葉をこの作品に際してふと思い出しました。
実に、贅沢な音楽だと思います。
ただ、この作品のそれは単にお金をかければ生まれるというものではありません。
この作品の前身にあたるDOD(筆者プレイ済み)に象徴される言葉は、
”あらん限りの負の力を以て、ユーザーを奈落の底に突き落とす”
”狂気に苛まされたもの”という黒いイメージが脳裏に焼きついて離れませんが、
そんな救いようの無い世界の中にて綴られる音楽に、今作では”救済”と銘打たれたナンバーがあります。
「カイネ/救済」
造語によって歌われるこの楽曲には、
「カイネ」という悲運にみまわれたキャラクターがいかにして救済に至るのか
というストーリーが描かれるのですが、その旋律はただひたすら心の奥底にやさしく響き渡るように、
”心が浄化される”という表現がそぐわしい、あたたかみに彩られたナンバーです。
「イニシエノウタ」
「エミール」
「Ashes of Dreams」
このアルバムのトラックどれひとつ取ってみても、
その音楽に触れるだけでその世界観が自ずと向こうから語りかけてくるような
一BGMの枠に収まりきらない、稀有な燦然たる輝きを放っています。
暗く、暗雲の立ち込める世界観に添えられる楽曲として
嘆き、憎悪、悲愴おおよその負の要素を払拭するように、
あるいは深い憎しみを越えた先に”赦し”を得られるような
そういった光と闇のコントラストが本当に素晴らしいんです。
ゲーム音楽作品でここまで感化された思いに至ったのは、
光田康典氏の作品「クロノクロス」「ゼノギアス」以来かもしれません。
これからもずっと好きで居続けるアルバムだと断言できます。0
「上質な映像音楽とは、外部から取り付けるべくものでなく
そのシーンにあらかじめ眠っていた音を掘り起こし、現前させたものだ。」
映像作家の是枝裕和氏の言葉をこの作品に際してふと思い出しました。
実に、贅沢な音楽だと思います。
ただ、この作品のそれは単にお金をかければ生まれるというものではありません。
この作品の前身にあたるDOD(筆者プレイ済み)に象徴される言葉は、
”あらん限りの負の力を以て、ユーザーを奈落の底に突き落とす”
”狂気に苛まされたもの”という黒いイメージが脳裏に焼きついて離れませんが、
そんな救いようの無い世界の中にて綴られる音楽に、今作では”救済”と銘打たれたナンバーがあります。
「カイネ/救済」
造語によって歌われるこの楽曲には、
「カイネ」という悲運にみまわれたキャラクターがいかにして救済に至るのか
というストーリーが描かれるのですが、その旋律はただひたすら心の奥底にやさしく響き渡るように、
”心が浄化される”という表現がそぐわしい、あたたかみに彩られたナンバーです。
「イニシエノウタ」
「エミール」
「Ashes of Dreams」
このアルバムのトラックどれひとつ取ってみても、
その音楽に触れるだけでその世界観が自ずと向こうから語りかけてくるような
一BGMの枠に収まりきらない、稀有な燦然たる輝きを放っています。
暗く、暗雲の立ち込める世界観に添えられる楽曲として
嘆き、憎悪、悲愴おおよその負の要素を払拭するように、
あるいは深い憎しみを越えた先に”赦し”を得られるような
そういった光と闇のコントラストが本当に素晴らしいんです。
ゲーム音楽作品でここまで感化された思いに至ったのは、
光田康典氏の作品「クロノクロス」「ゼノギアス」以来かもしれません。
これからもずっと好きで居続けるアルバムだと断言できます。0