定本 山之口貘詩集 の感想

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参照データ

タイトル定本 山之口貘詩集
発売日販売日未定
製作者山之口貘
販売元原書房
JANコード9784562046621
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 詩集

購入者の感想

高田渡さんの歌を知るより前から、この詩人にのめりこんで人生を生きてきました。
中学で「獏さん」と出会った少女は、もう四十路のおばさんになってしまいました。
中学校の教科書に「ミミコの独立」という一遍が載っていたのをきっかけに「獏さん」を知り、そのなんともいえないユーモアのある飄々とした文体にひきこまれました。
その後、片っぱしから彼の詩を読んでいく中、獏さんが故郷である沖縄に並みならぬ思いを抱いていたことを知りました。
どん底の貧乏でも、飄々と、地球にかじりついて生きていた獏さん、、。
獏さんの詩は、どうしようもないほどの貧乏の生活が描かれているにもかかわらず、どこか飄々として、そして、どこまでも向日的なのです。
どの詩も好きですが、中でも「座蒲団」は今までの人生の折々に思い出す詩です。
今回、原書房から復刊されたということでうれしい限りです。
こんな世の中だからこそ、この詩人が再評価されているのでしょうか。
かの昔、「山之口獏全集」が発刊されたときに、それこそ学生で貧乏だった私は、半分の1巻と2巻しか買えず、後でお金が貯まったら残りを買おうと思っていたら、その時にはもう再発刊もなく手に入らずじまいという苦い経験があります。
今回は、二の舞にならないようにしなくては、、。

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