白いへび眠る島 の感想
参照データ
タイトル | 白いへび眠る島 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 三浦 しをん |
販売元 | 角川書店 |
JANコード | 9784043736034 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者 |
購入者の感想
主人公である18歳の少年が夏の終わりに故郷の島に戻ってくるところから話は始まる。13年ぶりに行われるという大祭の前日のことであった。少年は小さい頃から「不思議」なものが見えた。伝説に彩られた白蛇が祀られているこの島には異界の気配がそこかしこにあるのだ。名前を言うだけで禁忌とされる「あれ」が集落で何度も目撃されていた。大祭を前にして島のバランスが微妙に歪み始めている。このままでは島は一体どうなってしまうのか!? 普通の人には見えないものが「見えて」しまう少年は否応無しにこの騒動に巻き込まれていく。無二の親友、謎に包まれた魅惑の登場人物たちと共に少年時代最後の夏の大冒険が繰り広げられるのだった・・・。三浦しをんの引出しの多さを感じさせる佳作小説。