大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS [オンラインコード] の感想

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友人同士身内での対戦ツールとして購入。
無線通信ということもありやや不安定感もありながら、
楽しく対戦はできました。
ただ・・・数週間でみんなやらなくなってしまいましたが。
６４はあんなにやりこんだのになぁ。

このゲームの最大の強みは「携帯機であること」だし、
同時に最大の弱点も「携帯機であること」といえる。

据置機と比べた時の携帯機の弱点は、
画面が小さいこと、解像度が低いこと、操作性が悪いこと、オンラインのラグ、あたりだろうか。
スマブラはアクションゲームなので、これらの影響を強く受けてしまう。

上記のうち、画面の小ささと解像度の低さについては、
全体的にステージの大きさを絞っていることを考慮しても、
カメラが最大に引いた場合、キャラクターの細かい動作は見えにくい。
1対1ならカメラが寄るのでそこまで気にならないが、乱闘だとそうはいかない。

操作性なんて、どうしたって据置機には敵わない。
タッチパネルを酷使するゲームでもないし。
オンラインのラグも、無線通信である以上は覚悟しないとならない。

ただ、これらの事情を差し引いても、「携帯機でスマブラの新作が遊べる」という点は十分魅力的だと思う。
携帯機の弱点は別として、非常によく作りこんであるゲームであることは言うまでもないし、
それがいつでもどこでも手軽に遊べるのはありがたい。
純然たるガチ対戦アクションゲームとしてプレイするなら当然WiiU版の方がいいのだろうけど、
気軽に遊ぶには十二分すぎるゲーム。
ラグ以外の点は体験版で確認できるので実際に触ってみたほうが早い。

で、私個人の体験談としては、
体験版を遊ぶ→もっとやりたい！！→3DS版を買う→面白いけどやっぱ据置で遊びたい！！→…

スマブラが好きな人ほどWiiU版が恋しくなる、魔性のゲームかもしれない…

影を丸くしたり、ステージ上の物体を最小限にすることで負荷を減らし、それでいてキャラクターの反転処理など（一部ガノン、アイクなど装飾の多いキャラは反転処理を行っていないので注意）
限られたポリゴン数のなかでも３Ｄモデルなど必要最低限のものをよく見せる工夫が随所になされている

モンスターボールやアシストフィギュアをたくさん出現させるといった負荷のかかりすぎる処理は流石にできなかったが
キャラクターのモーション、当たり判定、入力してからの反応、どれをとっても据え置き機である前作のＸと遜色ない操作感を保っている（ステップでこけることがなくなったのも快適さの一因かもしれない）

３ＤＳなのに、かなりヌルヌル動くという印象を受けた、この点は口で説明するより、是非手に取ってやってみてほしい

ステージの出来も、変な凹凸がなく、シンプルなステージが多かったのも、個人的には好印象

操作性については、本体のＡボタンをジャンプ、Ｂボタンを攻撃に設定すると簡単にショートジャンプからの空中攻撃を出すことができるようになるので、変更すると良いと思う
個人的にはＧＣコンより、ボタンの方は浅くて良かった。ただ、スライドパットの方は急な入力が少し難しいので馴れが必要かもしれない。一応はじき入力でジャンプについてはON/OFFが可能である

あと、画面におけるキャラクターの大きさが６４の時と同じくらい小さい（カメラについては設定変更不可）ので、プレイする方には３ＤＳＬＬをオススメしたい

総評すると、携帯ゲームであるにもかかわらずちゃんと新作スマブラとして仕上がっていると感じられた、これを3DSのソフト容量に入れたのは凄いと思う。