タイトーデジタルサウンドアーカイブ ~ARCADE~ Vol.1 (CD2枚組) の感想

ヴァーテクサーを聞いてみたかったし、1500シリーズのスペースガンと聞き比べも楽しみにしていました。
ただ、ニンジャウォーリアーズのタイトルが引っかかって、購入まで1ヶ月程悩みました。
「オリジナル基板から完全収録」のタイトー レトロゲームミュージック コレクション2があったからです。

違いを挙げると
デモ以外（プレイ中等）にコイン投入した時のクレジット音を収録（これが一番のトピックかも）
タイトルコール無しのオープニング（有りも収録）
ナレーション無しのエンディング（有りも収録）

デジタルレコーディングについては、好みの問題だと感じました。
ノイズも含め基板から出ている音なら納得してましたし、
デジタルだからといってもボディソニックを使った筐体の音響を100%再現とはいきません。

前シリーズの収録内容に大きな不満は無かったですし、現時点では廃盤でも無い為、
新シリーズの1発目に入れるタイトルとしては如何なものかと。
そのうちボイス集まで収録したCDが出るのではないかと疑心暗鬼にもなりそうです。

良い曲である事は間違いないのですが、ここはニンジャウォーリアーズより
未CD化やCD音源入手困難なタイトルを優先するべきだったと思っています。

新シリーズの今後の展開に対して叱咤激励の意味も込めて今回は星3にしておきます。

既アルバムタイトルも多いですが、このアルバムのウリはライナーノーツにもある通り、音源チップからのデジタル録音によるクリアな音質です。
ゲームセンターのスピーカーから出る音と違うものについての議論はあるかもしれませんが、サイバリオン等別アルバムでお持ちであっても、一度聞いてみても良いと思います。この透明感の高さは評価したいと思います。Vol.2でナイトストライカーが収録されるのもなるほど、と思う出来と思いました。

何はともあれ、ニンジャキッズもアルバム化してほしいものです。