人生なんて無意味だ の感想

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参照データ

タイトル人生なんて無意味だ
発売日販売日未定
製作者ヤンネ・テラー
販売元幻冬舎
JANコード9784344020979
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » その他の外国文学

購入者の感想

内容については他の方が書いているので感想のみ。
私は中学三年生の時にこの本を読みました。

不登校/自傷癖、そんな中学生時代
『生きる事に意味なんてあるのだろうか。無いなら何故生きる?』
そんな事ばかり考えていたので、たまたま見つけたこの本の題名に惹かれました。

一度目はパラパラと軽く読んで、
読み終わった後、すぐにまた読み返して。

ピエールの最後の言葉が胸にしっくりとはまりました。
当然のようで気付けなかった事を代弁してくれたような感じ…。
賛否両論ありますが、私は『ああ、そっか』と妙に納得してしまいました。

『人生なんて無意味だ』
題名から想像していたような最終的に意味はある、というよくある綺麗事ではなく
意味はないから…という終わり方も私は好きです。

母(図書館員)は『やっぱり海外とは考え方が違うね』と言っていましたが
そういう事も含めて、一度は読んでみると良い本だと思います。

児童文学と書かれているので、最後には「人生は無意味ではありません。」という答えが用意されているはずと思って、この本を買った。
しかし、「人生は本当に無意味だ。」ということを突きつける内容だった。自分の大切にしているもの、サンダル、髪型、日記、そんな他愛のないものから始まり、死者への畏敬、宗教心、生命の尊厳まで持ち出しても「生きる意味」といえるものはないと言っているのだ。実際に我々が執着するものや、概念は生きることそのものとは別物だ。しかし、それを生きる意味だと自分達を誤魔化し続けて大人は残忍で醜悪なタワー(社会)を作っている。子供たちは大人になる前段階として、それをまねしたということだろう。
人生は無意味だ。それ自体は良いことでも悪いことでもなく、単なる事実でしかない。無意味なものに間違った意味や、価値をあたえてしまうことが問題だということが主題なんだろうか? 読んだ後でいろいろ考えることができるという意味でおもしろい本だ。

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幻冬舎から発売されたヤンネ・テラーの人生なんて無意味だ(JAN:9784344020979)の感想と評価
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