クーロンフィーユ(3) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルクーロンフィーユ(3)
発売日2014-04-09
製作者よしづきくみち
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

月刊マガジンという雑誌には、少年誌にしては何故か重たいシリアスな漫画が多い。
「惡の華」とか「聲の形」とか。
勿論「進撃の巨人」も重たいがあれはバトル漫画だからそうでもないが、現実社会を舞台とした恋愛系や青春系の重たいのは本当に切ない。
この漫画も、髪の毛にハンディーキャップをもち人から嫌われ疎まれる少年と、帯電体質という生まれながらに人とはふれあえない体質をもつ少女との出逢いから始まる。
これだけでも十分切ない。
以下ネタバレを含みます。

3巻では、何とかノエミは三橋家に居候し、学校にもかよえるようになる。
ノエミにとって、今まで望んでも得られなかった幸せが訪れたわけである。
しかしその時、ゆりえが誘拐されるという事件が起きる。
なんと誘拐犯はノエミを研究所から連れ出し育ててくれたおじいちゃんであり、しかも誘拐の目的はノエミの幸せの為であった。
寛造の活躍で何とか危機を脱したが、ノエミはそのまま寛造達の前から姿を消す。
それから2年の月日が過ぎる。

今回で第一部完と言うことだが、内容的にはようやく序章が終わったくらいの感じ。
とにかく謎はまだまだ多い。
寛造の父親の会社がノエミを監禁していた研究所であった事が判明し、寛造もノミエと再会するために将来その会社に入ることを決意する。
また、寛造が9年前にも誘拐されそうになったゆりえを助け、それ以来ゆりえは寛造をヒーローだと思っていたことも判明する。
関係ないかもしれないが、寛造のワカメ髪は銃弾(多分ゴム弾)をも跳ね返すことも判明。
これもなんかの伏線か?
ともかく、一応の区切りはつけてあるが、いよいよ次から本題に入るという感じで続きを読まずにはいられないところで終わっている。
しかし、続編は月マガではなく自費出版(同人誌)とは、この漫画人気なかったのかな。
確かに、比喩とは言えコンプレックスを題材としているので、少女漫画誌や青年誌ならともかく、明るいコメディータッチのラヴコメ漫画が好まれる少年誌では切なすぎたか。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

クーロンフィーユ(3)

アマゾンで購入する
講談社から発売されたよしづきくみちのクーロンフィーユ(3)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.