本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか の感想

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参照データ

タイトル本棚にもルールがある---ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか
発売日販売日未定
製作者成毛眞
販売元ダイヤモンド社
JANコード9784478029398
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 読書法

購入者の感想

「どのように本を読むか」について書かれた本は多く出ている。しかし、「どのように本棚を利用するか」について書かれた本は驚くほど少ないように感じる。本書は、そのタイトルの通り「本棚のルール」について書かれた指南書である。まず本書では、「本棚の機能」について第1章で論じられている。その本棚の機能を端的に物語っているのが、「本棚は外付けできるあなたの脳である」という1章のタイトルである。つまり自分の脳の機能にはおのずと限界があるので、それを補うために必要なのが本棚という外付けの記憶媒体であるというのが著者の考えなのである。2章が本書の核となる部分ではあるが、3章の「教養の深まる本の買い方、読み方」や付録の「WEBで読まれる書評の書き方」なども面白い。特にブログなどで書評を書いている僕のような人間にとっては、この書評の書き方はとても参考になった。さて、この本の想定読者だが、基本的には若い人向けに書かれているのではないかと思う。ここでいう若い人というのは、40歳くらいまでの年齢の人を指すわけだが、 できれば大学生や社会人になりたての若い人に読んだもらいたい。その理由は、読書は習慣であり、そのスタートは早ければ早いほど蓄積が多くなるからである。早い時期に正しい方法で読書をし、その本を正しく管理していくことで知の集積が進む。僕ももっと早い時期にこの本に出会いたかった。

本棚にこだわると読書がより一層楽しくなる、ということを、
著者独自のアイデアと斬新な切り口で解説していて、とても参考になった。
 
コンピュータやインターネットの発達によって、
大量の情報をすぐに収集・検索できる、便利な世の中になった。
一方本には、データではなく現物だからこそ味わえる良さがある。
装丁・帯のデザイン、厚み、重さなど外観はもちろん、
ページをめくるときの質感や、読み終わった後に感じる達成感など、
五感で感じる楽しみを味わえる。

読書好きな人は本棚にこだわる。
見栄えが良い本棚はそれだけで気分が良いし、
なにより自分の得た情報=頭の中、が整理できてすっきりする。
そして新たな知的活動にとても役立つ。
 
著者は、本棚とは”外付けできるあなたの脳”であり、
理想の本棚とは”そこに預けた知識や情報を、短時間で効率よく引き出せる本棚”であると述べている。
そして、理想の本棚は一つではなく、用途の異なる3つの本棚を用意して活用することを推奨している。

その他おすすめの本棚、本のジャンル、本の配置の仕方にとどまらず、
大型書店内の巡り方、果ては書評の書き方までガイドされている。
 
流し読みなら30分程度で読めるが、ノウハウがぎっしり詰まっている。
イラスト・写真もわかりやすくセンスが良いので、お得感があってありがたい。

 成毛眞さんの本は私のようにずば抜けて頭がよくない人が読んでもなるほどと思える。多読術の本も然り。タイトルのなぜが知識人でなくともわかりやすくておもしろい。そして試にやってみようと思わせる。じつに不思議な魅力の成毛さんそのもの。本棚も然り笑。

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