多摩電子工業 低反発ウレタンイヤーピース Lサイズ ブラック S0001L の感想

コンプライも色々ですが、S0001は太めのステムに嵌め込むことを想定されています。
ご自分のイヤフォンを確認して、イヤーピースを取り付ける部分の直径を把握して下さい。
これの適合範囲は5.5〜6.5mm。
ステムが少し太い方に外れる分は無理に押し込めないこともないでしょうが、小さいと危険です。

というのも、コンプライやソニーの「ハイブリッド」のように、芯の部分がプラやシリコンの別素材になっていません。
100％低反発ウレタン素材で、これにステムを通す穴を空けただけの、非常にシンプルな造りです。
よって、ステムに嵌め込んだ時の締め付け力はあまりなく、細い物に通すとスポスポ抜けます。
ソニーのXBAシリーズみたいな、同社ハイブリッドイヤーピースが最適という細さだと、いつの間にかなくすことになるかも。
逆に、ハイブリッドはちょっと窮屈、押し込めば入るレベルのオーテク「IMシリーズ」なんかだとやや安心です。

コンプライに比べると、材質にべとつきというか粘りがなく、表面はツルツルしています。
またコンプライより柔軟性に欠ける印象で、押した時の潰れ方や崩れ方が大人しいです。
ちょっとへこんで、すぐ復元する特徴があり、コンプライの柔らかさはありません。
逆に言うと、コンプライと比較して相当に耐久性があると思います。軽く倍はもつでしょう。
サイズは単純比較しづらいですが、S0001のLサイズはそんなに大きくありません。
ただし、シリコン系と比較するとかなり長いです。
まあ、安いのでMとL両方買ってもそうダメージはないでしょう。
左右で耳の穴の大きさが違うのはザラなので、むしろMとL両方使って合わせなくちゃならない人もいることでしょう。
その意味で、形が変わる低反発のくせしてあまりサイズに幅は持たせられない気がします。

音質に関しては、あまり論じる意味がないというか…
取り付け先のイヤフォン＋個々の耳の形状とのフィット次第という、変数の要素が大き過ぎて何も言えません。

イヤーフォン付属のイヤ―ピースが、耳穴に合わず、購入してしましたが、Lにも、拘わらずあまり大きくなく、耳から落ちます。
もっと、直径が太いものが欲しいです。