ウルトラ怪獣500 シェパードン の感想

可動部分は腕と尻尾で、その特異な背中のために、上下ではなく、前後で分割された珍しいタイプです。で、前が白、後ろがブルーグレーといった色味でしょうか。
仕方ないですが、塗装の省略が激しく、前半分は眼のメタリックブルー、爪とトサカ？の金、腕(の前側)と胸のブルーグレー程度となっているので、とにかく白くてディテールが掴みにくいっていう印象です。ただし、自分でスミ入れ(茶色系あたりがちょうどいい感じ？)を行うだけで、密度が増して一気にイメージ通りに近づくので簡単な作業ですがオススメです。

ギンガSに新登場の怪獣故に、おそらくスーツとソフビの原型制作が同時進行で、デザイン画しか参考になるものがない状態だったのでしょうか、スーツ版のシェパードンとは手の大きさなど、バランスが全体的に異なります。このレビューを書いた時点ではまだ未発売ですが、キングファイブも商品写真を見比べる限りその様な印象を受けます。
こういった物は旬を逃してはいけないでしょうから、ある程度は仕方ないでしょう。

ただ、いつか、別のフィギュアやあったとしても大分先でしょうが、ソフビのリニューアルがなされた時によりスーツに忠実なものが出るといいですね。

シェパードンという怪獣に一目惚れしました。
この凶暴顔でウルトラマンの味方という立ち位置も素敵です。
なので、この製品の予約が開始される同時に注文しました。

が、しかし
仕方がない事とはいえ、この背中部分の分割は
何かを背負っている感がとても強くて見た目に悪く
身体の白い形成色は果てしなく安っぽい印象です。
シェパードンのカッコ良さは
殆ど表現できていないと言っても過言ではないと思っています。

思うに、ソフビに白い形成色鬼門なのではないでしょうか。
過去に眼にした白いソフビのどれにも思ったことですが
どうも安っぽさをストレートに醸しだしてしまうような気がしてなりません。
夏前にグドンを購入しましたが
同じシリーズとは思えない雲泥の差を感じてしまいました。

ファンになった怪獣だけに、この製品の出来は非常に残念です。