英語の文字・綴り・発音のしくみ の感想
参照データ
タイトル | 英語の文字・綴り・発音のしくみ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大名 力 |
販売元 | 研究社 |
JANコード | 9784327401641 |
カテゴリ | 人文・思想 » 言語学 » 英語・英語学 » 英語学 |
購入者の感想
文体、内容とも最高!
「英語について人に語り、聞いて/読んでもらう」ためにどうしたらいいか、その術のみならず精神を
学ぶこともできる。読めば読むほど滋味が出て、身体に英語の栄養が染み渡るような傑作中の傑作。
英語教師志望、または英語専攻の大学生は必須。英語科教育法・英語史の教科書としても最適。
学参によくある発音・アクセントのルールに飽き足りない高校生も、その知的好奇心を満足させられること必至。
第1章の「日本語50音表の分析」から引き込まれ、気がついたら英語と言う言語の持つ書記体系・発音体系が絡み合う沼に
頭の先までどっぷり浸っていることになるだろう。しかし筆者はその結節点を見通す明るい筋道を示してくれる。
専門書と一般書の間にありながら、決してその専門性を俗っぽさでコーティングせず、それでいてその専門の入口からなかなか
入ってこようとしない読者に暖かな手を差し伸べる、稀有な一冊。
「英語について人に語り、聞いて/読んでもらう」ためにどうしたらいいか、その術のみならず精神を
学ぶこともできる。読めば読むほど滋味が出て、身体に英語の栄養が染み渡るような傑作中の傑作。
英語教師志望、または英語専攻の大学生は必須。英語科教育法・英語史の教科書としても最適。
学参によくある発音・アクセントのルールに飽き足りない高校生も、その知的好奇心を満足させられること必至。
第1章の「日本語50音表の分析」から引き込まれ、気がついたら英語と言う言語の持つ書記体系・発音体系が絡み合う沼に
頭の先までどっぷり浸っていることになるだろう。しかし筆者はその結節点を見通す明るい筋道を示してくれる。
専門書と一般書の間にありながら、決してその専門性を俗っぽさでコーティングせず、それでいてその専門の入口からなかなか
入ってこようとしない読者に暖かな手を差し伸べる、稀有な一冊。
本書の前半は英語の綴りと発音の関係を規則化+例外で整理しようとしている。研究者には面白い部分かも知れないが、一般読者の私は全然興味が持てなかった。独仏語など他言語とは異なり、英語の綴りと発音の関係には例外が多過ぎて、所詮1語ずつ覚えて行くしかない。いくら規則を学んでも"road"と"broad"で母音の発音が異なることは説明出来ないからだ。
失望しかけて後半(第V章P114以降)に入り刮目した。英語と英文字の歴史と、発音の変遷が詳述されており、興味深く精読し、大変役立った。歴史的視点で見れば"road"と"broad"の違いも納得できる。
こういう一般向けの本は私にとっては初めてだった。珍しいのではないかと思ったのは素人の憶測である。英語上達を夢見て私は発音学を独習したが、発音学を全然知らないと判り難い部分があるのではないかと感じた。
筆者が「はじめに」に記述しているように、「この本を読めば、知らない単語でも綴りを見れば発音できるようになるわけ(...ではないが)英語の綴りの難しさ(...の原因)がわかった」気にさせて貰い、すっきりした。座右に置いて時々疑問に接した際に参照するつもりだ。
失望しかけて後半(第V章P114以降)に入り刮目した。英語と英文字の歴史と、発音の変遷が詳述されており、興味深く精読し、大変役立った。歴史的視点で見れば"road"と"broad"の違いも納得できる。
こういう一般向けの本は私にとっては初めてだった。珍しいのではないかと思ったのは素人の憶測である。英語上達を夢見て私は発音学を独習したが、発音学を全然知らないと判り難い部分があるのではないかと感じた。
筆者が「はじめに」に記述しているように、「この本を読めば、知らない単語でも綴りを見れば発音できるようになるわけ(...ではないが)英語の綴りの難しさ(...の原因)がわかった」気にさせて貰い、すっきりした。座右に置いて時々疑問に接した際に参照するつもりだ。
TIMEなど読んでいると知らない単語に次々と出くわします。
辞書をいちいち引かずに、正しく音読したい。
そんな気持ちに応えてくれるのが、今までありそうでなかったこの本でした。
この綴りでは発音はどうなるのか、その法則が、豊富な実例を列挙して、詳細に説明されています。
母音が、後に子音・子音だとローマ字読み、後に子音・母音だとアルファベット読み、ということくらいは知っていましたが。
最初にいきなり五十音表?
日本語の本じゃないよね、と思いきや、これが英語の発音と深く関わって来るから驚きです。
・音節と発音との関係
・「青い家」が英語話者に発音しにくい理由
・「yをiに変えてesを付ける」のではなく、「iが語末になる時yを用いる」という発想
・独・仏・伊語から輸入した単語の発音
・長音にするための「末尾のダミーのe」
綴りから発音を推理するのではなく、
この発音をさせるにはどう綴ればいいのか、
という逆転の発想により、法則がより鮮明になってきます。
・分綴法(分かち書き)
・文字の種類・発達・用法
・アルファベットの起源と発達
・正書法の発達と音変化
学校で習った筆記体は、カッパープレート体で、
読めない文字を書くぐらいなら、書かないほうがいいそうです。
大/小文字はなぜupper/lower case というのか、
タイプライターのキー配列の理由など、
豆知識も身につきます。
辞書をいちいち引かずに、正しく音読したい。
そんな気持ちに応えてくれるのが、今までありそうでなかったこの本でした。
この綴りでは発音はどうなるのか、その法則が、豊富な実例を列挙して、詳細に説明されています。
母音が、後に子音・子音だとローマ字読み、後に子音・母音だとアルファベット読み、ということくらいは知っていましたが。
最初にいきなり五十音表?
日本語の本じゃないよね、と思いきや、これが英語の発音と深く関わって来るから驚きです。
・音節と発音との関係
・「青い家」が英語話者に発音しにくい理由
・「yをiに変えてesを付ける」のではなく、「iが語末になる時yを用いる」という発想
・独・仏・伊語から輸入した単語の発音
・長音にするための「末尾のダミーのe」
綴りから発音を推理するのではなく、
この発音をさせるにはどう綴ればいいのか、
という逆転の発想により、法則がより鮮明になってきます。
・分綴法(分かち書き)
・文字の種類・発達・用法
・アルファベットの起源と発達
・正書法の発達と音変化
学校で習った筆記体は、カッパープレート体で、
読めない文字を書くぐらいなら、書かないほうがいいそうです。
大/小文字はなぜupper/lower case というのか、
タイプライターのキー配列の理由など、
豆知識も身につきます。