なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか -中国大虐殺史- の感想

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タイトルなぜ中国人はこんなに残酷になれるのか -中国大虐殺史-
発売日販売日未定
製作者石平
販売元ビジネス社
JANコード9784828416854
カテゴリ歴史・地理 » 世界史 » アジア史 » 中国史

購入者の感想

本書は、2007年に出た『中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか』の新版です。

前々から買おうと思っていたのですが、先日調べたときには絶版になっており、
「売れているはずなのにどうしてだろう?」と思っていたのですが、
尖閣問題や共産党指導部交代といった時期を見て再版されることになったのでしょう。
価格も安くなっていて助かります。

中国の歴史を勉強しているとたびたび出てくる「大虐殺」。
古くは春秋戦国時代から現代にいたるまで、何万・何十万といった規模のものが幾度も繰り返されていて、
また、ただ殺す人数が多いというだけではなく、その殺し方も非常に残虐で、特に女性に対するそれは想像するだけで吐き気がします。
そしてそのやり口は、日本人に関係あるものとしては「通州事件」、現代ではチベットやウイグルなどで行われた弾圧まで連綿と続いています。
「なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか」というタイトルは、まさに私の胸にあった疑問そのままです。

本書では、1〜3章で中国共産党(毛沢東)の時代、4章で秦、漢から明の時代、5章で太平天国の乱や天安門事件を取り上げています。

読み終えて感じたことは、一つに、中国での大虐殺はこれまでの長い「歴史と伝統」に基づいてしまっているということ、
また、彼らは日本軍がいわゆる「南京大虐殺」を行ったと言って非難しますが、彼らの感覚で言えば
(ただでさえ反日教育で日本兵の残虐性を植えつけられているのだから)、日本軍が数十万人の大虐殺を行ったとしても、
何の不思議もないんだろうということです。

正直なところ、ひたすら虐殺の話が続いて耐えがたいものがありますし、歴史をなぞるのが主で、
タイトルである「なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか」という問いに十分に答えているとは言い難いのが残念ではありますが、
このような隣国をもち、虎視眈眈と狙われている身としては、彼らの歴史、文化、民族性を知るためにも読んでおくべきなのでしょう。

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