薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック の感想
参照データ
タイトル | 薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 松本 俊彦 |
販売元 | 金剛出版 |
JANコード | 9784772411806 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 社会・政治 |
購入者の感想
薬物治療プログラムSMARPPをアルコール治療にも適応できるようにアレンジしてワークブック形式でまとめたものだそうです。依存症患者が具体的に取るべき行動が書かれているのですが、SMARPP自体が精神科病院の治療プログラムとして開発されているので当たり前ですが援助者が依存症患者に心理教育するのにも使えそうです。アメリカで効果のあった依存症プログラムをアレンジして入れているようで、その解説が本の最後にあります。依存症治療が専門でない援助者が、効果的な方法を手っ取り早く知りたいなら良い導入になると思います。
依存症というと自助会が中心にきてしまいがちで、実際そうであるかもしれないが、だとすると医療者の貢献は?時間のない診療でどのように貢献する?
本書は米国で認知行動療法を用いた依存症治療、Matrix Modelをもとに日本でつくられたワークブックである。
実践の場で試行錯誤してつくられたためか、非常にまとまっていて、章建てもこまかく(5ページぐらいで文字も大きい)、時間配分も工夫できそう。漢字にはすべて振り仮名がふってあり、文字も大きく患者さんも読みやすいと思う。
診察の場においておいて、患者さんにも購入してもらい、一章ずつ書き込みしてもらい、進捗や質問や書き込みについての話をするというやりかたもいいかもしれない。
大変、価値ある本と思う。
西原理恵子の「おサケについてのまじめなはなし」も患者さんに読んでもらうには入り口では使えるかも。
本書は米国で認知行動療法を用いた依存症治療、Matrix Modelをもとに日本でつくられたワークブックである。
実践の場で試行錯誤してつくられたためか、非常にまとまっていて、章建てもこまかく(5ページぐらいで文字も大きい)、時間配分も工夫できそう。漢字にはすべて振り仮名がふってあり、文字も大きく患者さんも読みやすいと思う。
診察の場においておいて、患者さんにも購入してもらい、一章ずつ書き込みしてもらい、進捗や質問や書き込みについての話をするというやりかたもいいかもしれない。
大変、価値ある本と思う。
西原理恵子の「おサケについてのまじめなはなし」も患者さんに読んでもらうには入り口では使えるかも。