進撃の巨人(10) (講談社コミックス) の感想
参照データ
タイトル | 進撃の巨人(10) (講談社コミックス) |
発売日 | 2013-04-09 |
製作者 | 諫山 創 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784063848397 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
この巻である重大な謎が唐突に明らかになるのですが、大きいコマでドンッ!という感じではなく、普通のコマの隅っこでさらっと明らかになります。これについて「見せ方があるだろう」「作者は投げやりになった」と評価している方もいますが、あれも立派な見せ方の技法ではないでしょうか。それこそ、私達の「重大な秘密や謎はページをめくったら大きいコマを使って明らかにされるもの」という固定観念を上手く逆手にとったものだと思います。唐突なあの発言で登場人物だけでなく読者も困惑させ、「何を言ってるんだ」と思わせる。しかしページをめくるごとに真実味が増し、そのまま怒涛の展開です。私は終始圧倒されてしまいました。 この巻を読んだら、ぜひ一巻から読み直すことをオススメします。台詞の本当の意味や、張り巡らされた伏線に驚きますよ。