NY心霊捜査官 [Blu-ray] の感想

エミリー・ローズ、フッテージのスコット・デリクソン監督作品です。エミリー・ローズの時もそうでしたがオカルトとホラーとサスペンスの三位一体の演出力は素晴らしいです。序盤のサスペンス的展開でストーリーに引き込まれます。そして段々と主人公がオカルト的世界に入り込みホラー的演出ヘシフトしていく脚本は上手いです。この監督はヘルレイザーゲート・オブ・インフェルノ(ヘルレイザー第５作目)の頃からサスペンスとホラーのさじ加減が絶妙で サスペンス好きの人にも満足出来るホラー映画をつくるのが上手い人です。是非この監督の作品は観ていない人には観てほしいです。日本ではいまいち人気のない監督ですがオススメの監督であります！

幽霊や悪魔、怪物がでてくるような作品ではありません。それらに伴った、人間に対しての話で、見ごたえがあり、その内容に本当に背筋がぞくっとします。科学や常識では解明できない事が目の前で起こり、作品上では同僚の何人かもその光景を目の当たりにしています。実話版スーパーナチュラルである。もっと詳しく知りたく、現在絶版のこの原作本の再刊も切に願います。