YOSHIKI/佳樹 の感想

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参照データ

タイトルYOSHIKI/佳樹
発売日2009-05-25
製作者小松 成美
販売元角川グループパブリッシング
JANコード9784048836876
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

hideの死から入るこの作品、そして幼少時代の話しへ入り、YOSHIKIが音楽を始めた話やTOSHIとの繋がり、各メンバーとの出会い、
Xという名のバンドの結成など、時系列形式で様々な[既出]エピソードが載っていました。

しかし、後半になるにつれ1つのエピソードの話しが短くなり、
それに従い著者(小松成美さん)の創作が過分に入っているように思います。
特に顕著なのがエピソード間の繋ぎ。何かあればすぐに「死の香り」だとか「怖いものなどない」などの中二病な言葉を使って
無理やり【胸の奥に闇を抱えるYOSHIKI】というキャラをストーリーに組み込んで物語りを進めようとしている風に感じます。
(※中二病=怪我をしていないのに腕に包帯して学校 等のクール ダークを好む傾向を表すネット用語。適切な表現が思い浮かばなかったのでこの言葉で。)

有名になるにつれて無視できない大きな仕事が増え、それにまつわるYOSHIKIの心情を書いていたのでは膨大なページ数になってしまうのはわかります。
しかし、この本に関して言えば、エピソードの詰め込みすぎでYOSHIKIの心情も何も伝わってこない。喜んだ・怒った・哀しんだ・楽しんだ といった浅い事しか書いてない。
良く言えば「YOSHIKIの足跡」、悪く言えばスケジュールの箇条書きに日記を付けたようなものです。
日記ならまだ本人の直筆が良かった。Xを参考にした漫画やアニメが出たらこんな感じになるのではないかと思います。

ついでに言うと、TOSHIやHIDEはいいとしてPATAとHEATHの空気加減が半端ではありません。
「家族のような絆をもったバンド」という言葉が何度も作中に出てきますが、これではさっぱり伝わってきません。
TOSHIの脱退についても、TOSHIは数年悩んだ と書いてあるにも関わらず、その後には「TOSHIが簡単にXを切り捨てた事」と書かれています。
YOSHIKIを美化するのは勝手ですが、こうした部分でYOSHIKIがワガママなのか、それとも著者の表現ミスなのかわからない矛盾が出てきます。

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