Nikon リモートコード MC-30A の感想

社外品を購入したが取り付け難くて、本体の端子が傷付いてしまい全く入らなくなってしまった。

型番に「A」の付かない旧型MC-30を２本使用していましたが、うち１本を自分の不注意で壊してしまい、急いで近くの店に行くとこの新型MC-30Aだけ在庫があり購入しました。

単純にシャッターを押すか離す（押した状態でスライドロック機構付）という機能としては、旧MC-30と同じですが、気付いた変更点が３点あります。

●１．カメラ取り付け部の回転リングが大きくなった
旧MC-30の時いつも感じていた、あの回しにくさが改善されました。
言うまでもなくスペース的な余裕が増えるわけではないので、楽々という感じではありませんけれど、取り付け作業は格段に容易になりました。

●２．コネクタ上面に矢印マークがプリントされた
カメラに取り付ける際、正面から見たときに中途半端な角度が正常な取り付け角度である事にかわりありませんが、矢印マークが付いたことによって、カメラの白い指標点と合わせやすくなりました。

●３．ケーブルが柔らかくなった
少し細く、しなやかになっています。
もっとも違っているのは、低温下で硬くなりにくくなった事です。
気温0度前後まで下がると、旧MC-30のケーブルはかなり硬くなり柔軟性を失っていましたが、このMC-30Aは柔らかいままでした（それより低い温度は未経験です）。

地味ですが、どれも実際に使っていると決して小さくないと感じる改良点です。
どうして最初からこうでなかったのだと思えるほど。特に、冬の夜の撮影では使い勝手に大きな差がありました。

外観を見れば3500円程度で入手できてほしい商品という気がするのも正直なところですけれど、旧MC-30を頻繁に使用している方にこそ、試していただきたい改良だったのも事実です。
次の冬が来る前に、手持ちのもう１本のMC-30もこれに替えたいです。