隠し砦の三悪人 [東宝DVDシネマファンクラブ] の感想

中学生の時、初めて見た黒澤作品がこの映画でした。特に予備知識も無く、見て驚きました。映像の迫力、話の痛快さ、俳優陣、特に三船敏郎の男っぷりに。「日本にもこんな映画があるんだ」と、色々日本映画を見るきっかけを作ってくれた作品です。
数十年後の今、値段も安くなり、再び見直すことに。
黒澤監督、初のシネスコ大画面の作品ということで、そのためか豪快な映像が多く、話の流れがわかりやすい（映像優先？と勘ぐってしまうことも・・）。色々映画見て来た現在でもやはり面白いと断言できます。
「羅生門」のように、腰を抜かすほど映像が綺麗になっているわけではありませんが、1958年製作とは思えない美しい映像、そして、日本語字幕が見れることで、よりじっくりと作品を楽しめることが出来ます。
今後、黒澤監督以外の日本映画の名監督達の映画が、このDVDのように、手に入りやすく、安価で発売されることを切望します。