Starless -Ltd- の感想

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星の数は私は５つ。

　アルバム「暗黒の世界」には「突破口」「偉大なる詐欺師」「夜を支配する人々」という大注目曲以外にも「トリオ」「人々の嘆き」といった傑作がありますが、それらは４０周年盤で十分堪能できました。それに「Great Deceiverボックス」も所有、そういう人がこれを買うべきか？とも考えました。前回の「Road To Red」でさえ買い控えた方がいらっしゃったとききますので、今回はさらにためらう方が大勢かもしれません。価格だけの問題ならば円安がおさまるのを待つのも良いでしょうが、動画に関していえば、Red: 40th Anniversary Series (Wdva)Starless And Bible Black: 40th Anniversary Seriesに収録されているものですから所有する意義は薄いです。またクリムゾン関連の網羅的鑑賞を目的とする方にすれば、「太陽と戦慄ボックス」や「Road To Red」の時代と異なり、“４人クリムゾン”でしっくりきて演奏に一種の安定感があった時期なので、後回しにされそうな気がします。　　しかし！！安定期は充実期であり黄金期です。４０周年以降の企画ボックスには「できる限り完全な形で残す」というロバートフ(ィ)リップの熱意を感じるし、売れないかもしれないハイリスク企画を（あのご年齢で）敢行していることに頭が下がります。そして聴きこむと“ブートレグにさえ”聴くべきものがあるとわかりました。ただ、ディスクの数が多いのでやみくもに聴くよりも整理してからじっくり聞いてみると一層楽しめる商品だと思います。