完全復刻アサヒグラフ 東京オリンピック の感想
参照データ
タイトル | 完全復刻アサヒグラフ 東京オリンピック |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 週刊朝日編集部 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784023312579 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ |
購入者の感想
6歳の時に見た東京オリンピック。アサヒグラフを定期購読していた我が家にはこれがありました。あれどこにいっちゃたかな~と思って検索したらなんと完全復刻版が出ていたではありませんか。あらためて見ると写真も文章も素晴らしい。写真からは秋の柔らかな光が感じられます。文章からはスポーツにおける世界の祭典であることが伝わってきます。参加することに意義があるといわれた古き善きオリンピックの姿がこのころにはまだ残っていたような気がします。開催時期もスポーツに適した時期に行われました。商業ベースに乗ってしまった今のオリンピックは集客効果を求めて真夏に行われるようになり、選手のコンディションや記録は二の次になってしまいました。1964年10月10日の秋晴れの開会式、国立競技場の空に描かれた五輪の飛行機雲。東京オリンピックは戦後の日本の復興の象徴でもあり、あの時代に居合わせた人にとっては特別な記憶だったように思います。本来の体育の日の意味を知っている者には涙ものの一冊です。
2020年の東京オリンピック開催が決定しましたが、それを記念して?アサヒグラフ1964年11/1発行の東京オリンピック増刊号が、完全復刻されました。
今回は、安藤忠雄さんの「見直そう 円谷のくれた感動を」と篠田正浩監督の「敗者を撮った『札幌オリンピック』」の2本の
エッセイ、それに編集部の後書きが付け加えられています。
判型もほぼ同じ、広告も当時のまま復刻されています。
当時、私は中学2年生、オリンピックを機会にカラーTVを購入し、連日TVの前に釘づけだったことが思い出されます。
表紙は一万メートルの決勝の写真、クラークが先頭を走っています。
続いて、開会式、これ以上ない晴天で、日本選手団の赤と白の服装が鮮明に思い出されます。
男子百メートルの決勝、ヘイズの圧勝でした。イリナ・プレス(女子5種競技)、タマラ・プレスは妹?、
走り高跳び、現在のように背面とび全盛ではなくヴェリー・ロールが主流でした。棒高跳び、ハンセンの執念が思い起こされます。
女子80メートルの依田郁子、マラソン、アベベの余裕の優勝・・ゴール後、柔軟体操をしていたのにはびっくりしました。我が円谷は、ゴール寸前でヒートリーに抜かされ銅、そして、その後の悲劇はよく御存じだと思います。
水泳は日本勢は振るわず、このたび復活が決まったレスリングは金メダル5個、まだ女子レスリングはありませんでした。
お家芸の体操は、遠藤の個人総合優勝、ウルトラCなんて言葉がはやりましたが、今やF,G難度の世界・・・
柔道は、無差別級でアントン・ヘーシンクに敗れ去り、完全優勝はなりませんでした。
こうして、見てみるとよく覚えているのに我ながら感心します・・・今なら、見たしりからすぐ忘れるのに・・・年のせいでしょう(影の声)・・・やはり、それだけ見たときの感動が凄かったからだと思います。
2020年のオリンピック、多分見ていると思いますが、最近沈滞気味の日本にきっと素晴らしい感動と刺激を与えてくれると思います。
今回は、安藤忠雄さんの「見直そう 円谷のくれた感動を」と篠田正浩監督の「敗者を撮った『札幌オリンピック』」の2本の
エッセイ、それに編集部の後書きが付け加えられています。
判型もほぼ同じ、広告も当時のまま復刻されています。
当時、私は中学2年生、オリンピックを機会にカラーTVを購入し、連日TVの前に釘づけだったことが思い出されます。
表紙は一万メートルの決勝の写真、クラークが先頭を走っています。
続いて、開会式、これ以上ない晴天で、日本選手団の赤と白の服装が鮮明に思い出されます。
男子百メートルの決勝、ヘイズの圧勝でした。イリナ・プレス(女子5種競技)、タマラ・プレスは妹?、
走り高跳び、現在のように背面とび全盛ではなくヴェリー・ロールが主流でした。棒高跳び、ハンセンの執念が思い起こされます。
女子80メートルの依田郁子、マラソン、アベベの余裕の優勝・・ゴール後、柔軟体操をしていたのにはびっくりしました。我が円谷は、ゴール寸前でヒートリーに抜かされ銅、そして、その後の悲劇はよく御存じだと思います。
水泳は日本勢は振るわず、このたび復活が決まったレスリングは金メダル5個、まだ女子レスリングはありませんでした。
お家芸の体操は、遠藤の個人総合優勝、ウルトラCなんて言葉がはやりましたが、今やF,G難度の世界・・・
柔道は、無差別級でアントン・ヘーシンクに敗れ去り、完全優勝はなりませんでした。
こうして、見てみるとよく覚えているのに我ながら感心します・・・今なら、見たしりからすぐ忘れるのに・・・年のせいでしょう(影の声)・・・やはり、それだけ見たときの感動が凄かったからだと思います。
2020年のオリンピック、多分見ていると思いますが、最近沈滞気味の日本にきっと素晴らしい感動と刺激を与えてくれると思います。