星の王子さま の感想

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参照データ

タイトル星の王子さま
発売日2013-02-25
製作者サン=テグジュペリ
販売元ゴマブックス株式会社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » フランス文学

購入者の感想

この本の原作は長らく岩波書店が著作権を保有していましたが、数年前に著作権が失効し、今では多くの翻訳本が出ています。この本も、最近訳されたものの一つです。
原作の書かれたフランスでは、小学生でも読める表現で書かれてるそうなので、原作の雰囲気も含めて日本語に置き換えるならば、平仮名の多い児童文学のような表記なのだろうと想像するのですが、この本は、程よく漢字の含まれた読みやすい表現で翻訳されていますので、大人が読む”星の王子様入門”としては、良い選択だと思います。
著作権が失効しているので、ググると無料の訳本も見つけることができると思いますが、翻訳者の違いによって、ずいぶん雰囲気が変わりますので、比較しながら読むのも面白いでしょう。
本書には、残念ながら、サンデクジュペリの描いた挿絵は使用されていないので、絵も含めて味わいたい方は他の翻訳バリエーションを選ぶか、挿絵も含めて著作権は失効していることに気づいた方は、ググる手もありますね。(笑)

僕は、この本に48歳で出会いましたが、いつ、どんなタイミングで、この本を手に取るかによって、心に残るものは違うかもしれません。大人として、ある程度経験を重ねてから読む方が、胸に刺さるものが多いはずです。現実に追われ、大事なものを見失っていることに気づかせてくれた王子に感謝したいと思います。

名作だからセールなのかなと思っていたら、定番の訳じゃないんですね。
インナーチャイルドって単語が目に入った時点で鳥肌と共に自分のうっかり加減を激しく後悔。

こういうのは読む人が好きに解釈すればいいのだから、原著のことばの可能性を損なわない訳がいいと思います。

成人して随分経ちますが、今回初めて、このお話を読むことが出来ました。

タイトルやイラストなどを見かける事があって、気にはなっていたのですが、どういう話なのか見当がつかず、王子様が星で花に水をやるだけだとしたら、素敵だけどちょっと(自分が落ち着いたときでないと)とっつきづらいかなと思ってしまっていました。

しかし、今回読み始めるきっかけがあったので読み始めてみると、作者がお話の入りかたを気にして導入部分を書いていることもあって、親しみを持ってお話に入り込めました。
そして、だんだん王子様のお話になっていくのも、王子様に感情移入できてからなので、ぐいぐい読んでしまいます。

文字数の少ない絵本なのかとも、思っていましたが、わりとたっぷり楽しめるお話でした。
また一つ、未読の人に進められるお話ができて嬉しいです。0

やっぱりわたしには、「レオンウェルトのインナーチャイルドに」よりも「子供だったころの レオンウェルトに 」のほうが100倍も美しいと思えるのです。

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