結成10周年、メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE@東京ドーム『 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11』 [Blu-ray] の感想

やっと出たBlu-ray版、６タイトル。
画質や音質について書こうとしたが、まず全部を一通り観て、あらためて少しもブレることなくここまでやってきた彼女たちは、やっぱりすごいと感じました。
さて画質は、もともとHDで撮影された「JPN」・「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」・「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」・「直角二等辺三角形TOUR」はさすがに高画質、HDにコンバートされた「GAME」・「bitter」はところどころ甘いところがあったがそれでもDVD版と比べるとはるかに高画質でした。ちなみに「bitter」の表示は「16:9」だが実際の画面は「4:3」です。
もっとも高画質なのは「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」で、撮影がWOWWOWだからなのかカメラアングルもよく、とてもきれいです。DVD版でも「JPN」と「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」はとくに画質がよかった。
音質は残念ながらDVD版と同じ「リニアPCM」2chで基本的には変わらない。気のせいか、DVD版よりわずかに低音が締まっていて、そのため高音がきれいになったような気がします。特に「JPN」はDVD版のときも書きましたが、通常では考えられないほどダイナミックレンジをとても広くとっているので、ものすごい迫力を感じます（この点が人によってその人の再生装置で音が割れる・歪むとか言われる原因となりましたが。ただ私はこの勇気は褒めたいと思います。最近はデジタル配信やデジタルプレーヤーに都合のいいようにわざとダイナミックレンジを狭くしているCDやDVDが多くなっているのに不満だからです。）
せっかくBlu-rayなのだから、特化して5.1chでDTS仕様にしてほしかったとは思います。
このところ、新しいDVDが出るたびに、レビューでBlu-rayでなかったことに不満を書いて評価を低くしていた人がかなりいましたが、その人たちもこれで満足かと思います。しかし今のところ、Blu-rayのレビューでの評価がいまいちなのは、どうしてでしょうか。ま、人それぞれで、文句を言う人はやっぱり文句を言うのでしょうね。

ＢＤを見る前、先入観でおそらくハイライト部分が相当綺麗なんだろうなと思っていたが、
ハイライトよりもシャドウがくっきり浮き出す感じ。
ＤＶＤではつぶれていたシャドウ部分がよく見えるので全体に画面が明るい印象。

ＧＡＭＥの最後でいつライトサーベルを白いマイクに持ち替えているのか
ＤＶＤでは暗くてよく分からなかったが、ＢＤを見てようやく分かった。
アリーナの雰囲気、機材やセットの様子も見えてくる。

解像度は、正直４０インチの液晶で見る限り大差ない。
そうは言っても衣装やベール等の質感はＢＤではしっかり出ているが。
しかし１００インチのスクリーンに投影してみると、fullＨＤの有難味をはっきりと感じる。
ＤＶＤではどうしても、非常に薄いモヤがかかっている様な感じで、
もしかしてプロジェクターのピントが合ってないのかと思ったりもしたが、
ＢＤではそんなストレスが全く無く、シャープにピントが来る。これは嬉しい。

自分はこのディスクの最初の２縲怩R曲の緊張感があるダンスが大好きで、
音が出た瞬間に体が反応する位　入念なリハーサルを何度も重ねたに違いないと
見るたびperfumeの凄みを感じ、さすがにこの時ばかりは３人とも大緊張だったのだろうと思っていた。

ＢＤを大画面で改めて見ると、泣き虫ＭＣの生真面目な顔と、
エースのっちの緊張した表情は予想通りと言うかＤＶＤ通りだったが、
なんとダークエンゼルの口元には余裕の微笑みが浮かんでいるではないか。
この娘は１曲目の１コーラスの頭で、もうドームの雰囲気を楽しんでいたのかと思うと、
ちょっぴり空恐ろしく思った。惚れ直しますなぁ…。