もっとよくわかる! 脳神経科学〜やっぱり脳はスゴイのだ! (実験医学別冊 もっとよくわかる! シリーズ) の感想

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参照データ

タイトルもっとよくわかる! 脳神経科学〜やっぱり脳はスゴイのだ! (実験医学別冊 もっとよくわかる! シリーズ)
発売日販売日未定
製作者工藤 佳久
販売元羊土社
JANコード9784758122016
カテゴリ » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー

購入者の感想

これからの医学・生化学は、遺伝子学と脳科学の2分野に集中していくだろうと言われている。
現段階で一番未知なる部分を残しているだけでなく、ここに人類の未来への希望の多くが秘められていると思われてるからだ。

脳科学については学校教育でほとんど触れられていないので、一般に知られていないことが多い。人間の脳の多くの機能とその複雑さゆえに、どこから勉強したらいいかわからない学問の一つでもある。

薬理学、脳のグリア細胞機能、等々、生涯この分野を研究されてる著者のこの本は、脳科学を初めて勉強したい高校生からでも入っていける。
私も高校の頃、もしこの本に出会っていたら、進路が違っていただろう・・・と少し悔しい。

本の構成は、
第一部:基礎編:脳がどのように理解されてきたか、古代エジプトから21世紀までの変遷。人類が脳を理解できなくて苦労した歴史がわかり、今の我々の位置がわかる。

第二部:感覚機能:ヒトの脳が自分の身体をセンスするしくみ。比較的古くからある程度研究され、さらに進んだ現在の研究までが、わかりやすい解説とふんだんな著者自らのイラストで丁寧に描かれていて、誰にでもわかる。しかし、その内容は最新科学まで網羅されている。

第三部:運動機能:高校の生物でも少し触れている神経細胞の運動機能について、さらに丁寧にわかりやすく、解説されている。神経細胞がどうやって信号を受け取り、それがどのように運動機能になっていくのか。大脳皮質、脊髄、小脳など、専門的な詳細まで、簡単に理解できる。コンピュータやロボットに、ヒトの脳神経が似ている、逆に、脳に似せて作られていたのだ・・・と感心してしまう。

第四部:脳と行動(自動調節のしくみ):ここでは、第二部、第三部よりさらに深い複雑な脳の機能、自律神経のコントロール(視床下部)や、身体全体をコントロールする神経伝達物質の機能などなど・・・・ 生き物すべてに共通する不思議な生態の神秘の扉が開く。・・・こんなことまで脳がやっていたのか・・・・!!

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