Disease―人類を襲った30の病魔 の感想

レビューは遅くなってしまいましたが、
昨年の褥瘡学会にて、出張書店コーナーで見て一目惚れ！
即買いしました。

医療の本としては異色です！
最先端の医療や、治療の知識を学ぶ本では、ありません。
３０の病魔については
古くからあるもの〜割と最近のものまで
世界中で発生しているもの〜特定の地域でのみ発生しているもの
病魔の原因となる種類も、様々なジャンルを網羅しています。
（念の為：褥瘡については、書かれていませんよ〜）

タイトル通り、人類を襲った３０の病魔について
カラーで絵が載っていて、美術展の図録のような美しさです。

病魔については、いつ頃から発生しているのか、
過去の人類がどう考えて対処していたのか…等が書かれていて
過去の記録を元に、病魔の視点でとらえた人類の歴史書になっています。

なぜ、褥瘡に関係ない、この本が学会で売られていたのかは、謎ですが…、
偶然、手に出来た幸運には感謝です！
医療・歴史・美術に関心のある人に、お勧めです。

本が大判な上、厚みがあり、かなり重いです。
本のサイズと書棚のサイズを確認する事をお勧めします。
ごろ寝、読書に向かないのが、強いて言えば唯一の欠点くらいです。