モテない女は罪である の感想

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参照データ

タイトルモテない女は罪である
発売日販売日未定
製作者山田 玲司
販売元大和書房
JANコード9784479670865
カテゴリ » ジャンル別 » 趣味・実用 » 自己啓発

購入者の感想

山田さんの絵と字が好きだ。下手だと言われることが多いが、時々はっとするほど魅力的なコマがある。
書いてあることは実は非常にシンプルで、ま、そうだよね、くらいのことなのだが、それでも男性作家がこれを書くことは高層ビルから飛び降りるのと同じくらい勇気が要ったに違いない。これは女性向けじゃない。男性向けの本だ。あるいは、男性からの視点を内在化させてしまった女性のための本だ。そして、山田さんの言葉を理解できる賢さを持った人のための本だ。残念ながら、この言葉が届かない人々の方が、きっと多い。

山田さんの代表作、絶薬シリーズの一番よいところ「世の中には、いろんな専門家、スペシャリスト、オーソリティがいて、自分が今かかえている問題にある程度めどをつけてくれている。人間って、実はそう捨てたもんじゃないのかもしれない」という希望を持たせてくれるところだ。いろんなジャンルの人が出てきてとっ散らかり過ぎ、作者のクラスタはいったいなんだという批判もあるが、よいのだ。いろんな人がいる、いろんな道がある、でいいのだ。あれだけいろんな人に逢えばネタにならないこともあったろうし不愉快なこともあったろうし書きたくても書けないこともあったろうし自分とはあまりに考えが違い過ぎて表現に悩んだこともあったろう。でもやり遂げた。あれは偉業だよ、山田さん。私は占いも幽霊も風水も信じないし、江川達也よりあなたの方が作家としても人としても誠実だと思うけど。

本書は恋愛に特化した絶薬長尺版ともいえる。最初は山田さんが私を不快にするようなことを書いていたらどうしようとドキドキしながら読んだのだが、そんなことはなかった。安心しておすすめできる。

・・・と本気で思っていたが訂正する。どの口で語るか!お前は女を語るな!

大爆笑でした。ちなみに当方40代男、作者と同じ。
男性が求める女性像。
まあ、いわゆる小さい女の子が白馬に乗った王子さまを求める心境と同じものを求めている事を暴露しております。
あまりにも薄く、情けない男の実情をあっさりと笑いと皮肉で包んで描いております。
でもこのテクニックを実行したら、大概の男性は落とせるのではないでしょうか?
まあ、落とした男が大したことないやつだった場合は、ポケモン男子(作品内登場、必要な時に呼べ出せば出てくる暇な男)にするなどの対策もあり、結構実用的なのかともおもいます。
女性側からの意見もお聞きしたいですねえ。
周りの3人の女性からは「そうかなあ?」という意見でしたが。。。
こういうテクニックを駆使して男を落としたことある人いるかもしれないなあとおもいます。
実際、私はそうやって攻略されて結婚しておりますからね(妻曰く)
モテナイと自認している女性はぜひ。男性も暇な方はお手にどうぞ、かなり笑えますw

見た目はチャラいのに人生に苦悩して来た漫画家山田玲司さんが描く、男から見た女性がモテるための恋愛論。

男とはどういうものかをカッコつけずに説明しながら、その対処法を提案しています。男の説明書みたいなものの様に感じました。

自分は著者が好きなのでとりあえずそれほど期待せずに購入したのですが、当たりでした。

本書の内容は男にモテない女性捜査官が、自身が逮捕した伝説の女たらしにモテる秘訣を聞いていくというもので、
これだけ聞くと大して面白そうな感じではないのですが、
その女たらしが発する言葉が深く、男の自分が読んでもハッとさせられることが多く面白く読むことが出来ました。

例えば「男の95%は学生時代モテずに(女子から)いないものとして扱われてきた」とか、ここまで男の実像に沿った説明は余り他の本で読んだ記憶がありません。

女性がこの本を読んでどう感じるのかはちょっとわからないのですが、自分は話に頷きながらかなり面白く読めました。

僕は以前「男がモテるための漫画」を描いてました。「それなら女の人がモテるための漫画は描けないか?」と考えてみました。
男の僕からすると巷に溢れる「女のモテ本」は一部の男にしか通用しないうえに、やたらとお金がかかる策に見えて仕方ないからです。
「○○君すごいね」と言うだけで女の人は何割増しにも素敵に見えるからです。それが男という生き物なのです。

以上は前書きでの作者のコメントだが、実に同意すべき発言だ。巷に溢れるモテ本は男からするとイタイ女の勘違い本で、実際には、男には激痩せもハイヒールもネイルもアヒル口も香水もつけまもウィッグも黒コンも好評どころか、むしろ嫌悪感を持たれることのほうが多いだろう。

この本は「絶対理論」を売りにしているが、シニカルな”マンガ”でありながら、なかなか心理学に基づいた真っ当な本だと思った。モテるための方法が実はお金ではなくトーク術やメンタル術だというのも、非常に説得力がある。私の知り合いでキャバ嬢を落とした男性がいるが、彼もキャバクラではほとんどお金を使わず、ほぼトークだけで落としたからだ。

そしてこのマンガは作中の舞台がほぼ同じ場所で、主人公とヒロイン(?)の対話のみで行われているが、この同じシーンの連続だけのマンガを、よくもまあ山田は作画したなあと感心した。改めて思うがかなり高レベルな漫画家である。

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