小さな会社こそが勝ち続ける 孫子の兵法経営戦略 (Asuka business & language book) の感想

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タイトル小さな会社こそが勝ち続ける 孫子の兵法経営戦略 (Asuka business & language book)
発売日販売日未定
製作者長尾 一洋
販売元明日香出版社
JANコード9784756913906
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » オペレーションズ

購入者の感想

ブームである「孫子の兵法」に乗っかって、自論を無理やり孫子にこじつけた本。
ページを開くたびに、「孫子はそんなこと言ってないだろ」と突っ込みを禁じ得ない。

私のように、「孫子の兵法」で検索して間違って図書館で借りてしまう、
アマゾンで買ってしまう人が相当数いるわけで、その意味では確かに著者は商売上手だ。

しかし、書いている内容は、如何にも胡散臭い経営コンサルタントという感じ。
当たり前の精神論が大半を占め、たまに具体的な示唆があったかと思えば、
「花屋をやめて”うるおい提供業”にして、花だけでなく絵画やホームシアターも売ればよい。
あなたの街にそんな店はないから、一人勝ちです」等という、
いかにも実業を知らない人が書いたトンデモな主張が並んでいる。

著者の経歴を見ると、横浜市立大学商学部卒、NIコンサルティング代表取締役。
同社のHPを見ても、そこはかとなく胡散臭い。
ここのレビューに極端に5が多く、4や3がほとんどないというのも、あまりに胡散臭い。

孫子、古来より名軍師、名経営者と呼ばれる方が
口をそろえて「名著だ」とおっしゃっていて、
ビジネスに関わる身としては一度読んでみなければな…と思ってはいました。

ですが、漢文、書き下し文を見るだけで
学生のころの「漢文アレルギー」が出てしまう自分にとっては、
大上段に構えている「孫子本」は、なかなか手が出せず。。。
パラパラとページをめくっては、すぐに本を閉じてしまっていました。

最近、大河ドラマの影響なのか、軍師モノが再燃していて
孫子も売れているようなので、再チャレンジしてみようかと思った矢先、
この本を発見しました。
「孫子本」を書店で見比べてみて、この本がいちばん
「孫子がいいことを言っているのはわかった。…で、自分のビジネスにどう生かせばいいの?」
にじつに簡潔に答えてくれている1冊だなぁと。

現場を見てきた方の言葉なので、本当に実践的です。
「孫子」の歴史的な背景などを詳しく知りたい方向きではないですが、
孫子の実践論として(とくに孫子ビギナーにとって)は、最適の1冊かなと思いました。

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