蜩ノ記 (祥伝社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 蜩ノ記 (祥伝社文庫) |
発売日 | 2013-11-08 |
製作者 | 葉室 麟 |
販売元 | 祥伝社 |
JANコード | 9784396338909 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説 |
購入者の感想
立て続けに葉室麟の作品を読んだ。
『星火瞬く』
『刀伊入寇』
そしてこの『蜩ノ記』
同じ葉室麟作品(『橘花抄』『川あかり』)のレビューでも記した通り“理不尽に立ち向かう正義”というテーマは
いずれも共通している。
そして、この3作品の中では本書が最もストレートに“正義”を表現している葉室麟ならではの作品と言えよう。
主人公 秋谷はどこまでも実直で、清冽で、しかし虐げられた人々への想いは優しさにあふれ、熱い。
そして淡く切なく実らぬも凛とした慕情を胸に秘めながら、泰然と腹を斬る。
これぞ、“葉室ワールド”である。
但し、他のレビューアーが指摘の通り“藩内のごたごたや人間関係の説明が少々煩わしい”のも事実であり
残念ながら葉室麟のBest of Bestとは言い難い。
葉室麟これまでのBestは『銀漢の賦』か『橘花抄』か、あるいは『いのちなりけり』か?
未読であれば是非!
『星火瞬く』
『刀伊入寇』
そしてこの『蜩ノ記』
同じ葉室麟作品(『橘花抄』『川あかり』)のレビューでも記した通り“理不尽に立ち向かう正義”というテーマは
いずれも共通している。
そして、この3作品の中では本書が最もストレートに“正義”を表現している葉室麟ならではの作品と言えよう。
主人公 秋谷はどこまでも実直で、清冽で、しかし虐げられた人々への想いは優しさにあふれ、熱い。
そして淡く切なく実らぬも凛とした慕情を胸に秘めながら、泰然と腹を斬る。
これぞ、“葉室ワールド”である。
但し、他のレビューアーが指摘の通り“藩内のごたごたや人間関係の説明が少々煩わしい”のも事実であり
残念ながら葉室麟のBest of Bestとは言い難い。
葉室麟これまでのBestは『銀漢の賦』か『橘花抄』か、あるいは『いのちなりけり』か?
未読であれば是非!