淡々黙々。 の感想

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参照データ

タイトル淡々黙々。
発売日販売日未定
製作者内田 篤人
販売元幻冬舎
JANコード9784344026902
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

購入者の感想

一人の内田篤人ファンとしてとても良い本でした、彼の人となり人間性がよく現れています。

”「ウチダ、拾ってもらった」
そう思った。23人しか枠がないなかで、アルベルト・ザッケローニ監督は僕を選んでくれた。
次の瞬間、いろんな人の顔が頭に浮かんだ。
「この人たちの苦労や、期待に応えるためにもやるしかない」
僕は一つの結論をつかんだ。
「僕のサッカー人生は自分のためでもあり、人のためでもある」と。”(以上、本書より)

ブラジル・ワールドカップの年に入った2014年2月9日のシャルケ04とハノーバー戦で、観戦とTV録画の対談のために訪れた岡田元日本代表監督の前で「岡田さんが来たから頑張ったのは間違いないね」と言う内田篤人選手はケガをする。ドイツでは手術を勧められるほどの状態で、ブンデスリーガでの2013-14シーズンの残りの試合も棒にふる。鹿島時代から診てくれていた香取ドクターの助言に従って手術を回避。懸命のリハビリ。そして、間に合った代表復帰。そんな内田篤人選手のワールドカップまでの約4ヵ月半を追った本である。親善試合とワールドカップ3試合を含む日本代表の試合後の内田選手のインタビューとカラー写真が多く掲載されていることが特徴となっている。

出番がなく悔しい想いをした2010年のドイツ・ワールドカップ。そして今度は大きなケガ。しかし、JISS(国立スポーツ科学センター)でのリハビリは、内田選手を、心身ともにさらに強くしたことがうかがえる。自分で部屋の掃除も洗濯もしながら初心に帰る。同じくリハビリに励む他の競技の無名の選手他たちの隠れた努力に学ぶ。アスリートであることの自覚。トレーニングでパワーアップした上半身。間に合った日本代表。

合同自主トレ。キプロス戦でのゴール。アメリカ合宿。コスタリカ戦。ザンビア戦。ブラジルの日本代表ベースキャンプ。そして、ブラジル・ワールドカップ。コートジボワール、ギリシャ、コロンビア。ザッケローニ監督との別れ。1分2敗という結果。チームの中の11人のうちの1人でしかなかった、CLでの経験を活かしてもう少しみんなを引っ張るように動かすべきだったという反省の気持ち。

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幻冬舎から発売された内田 篤人の淡々黙々。(JAN:9784344026902)の感想と評価
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