頭のいい子を育てるおはなし366―1日1話3分で読める　オールカラー の感想

この手の本、書店に沢山並んでいるので気になっていたのですが、いかんせん、分厚くて持ち歩き難そうだし、そもそも枕元にライトが無いので、寝る前に本を読んであげる時は一度電気をつけないといけない。それで結局、子供達の目が冴えてしまう。
それが、kindleにあったので、これなら場所も取らないし良いかなと思って購入しました。
買って正解でした。
枕元にkindleを置いておくと、寝る前に子供が「お話読んで〜」とせかすので、ぱっと開いて手軽に読み聞かせしてあげられます。
真っ暗な部屋で読めるのも良いですね。子供らは寝転がって聞くので、明かりで目が冴える心配もなし。

内容は、有名なお話がほとんどで、それをいろいろと端折って短いお話にしています。日本の昔話から童話まで様々。書店に出回ってる有名なお話は一通り網羅できると思います。端折られている文章が多い作品が多数なので、なるべく原書を読ませたい人には物足りないと思いますが・・・。
あと、最近の絵本ではぼやかされる事が多くなった残酷表現は、この本では結構すんなりとぼやかさずに登場します。「こらしめた」とか「参った、と言わせました」じゃなくて、「殺しました」のままになっているパターンです。
私は、ぼやかされる前の昔話を聞いていた世代なので、何も問題ないですが（むしろ自分が知っている話の通りの展開で嬉しいです）、嫌な人は嫌なのかもしれません。

親にとって、頭いい子しかお呼びじゃない？
そんな訳じゃないですよね。そもそも頭のいい子ってどんな子？？
ただの営業戦略としてのネーミング？
このすばらしい本にそんな小手先の煽りは要らないでしょう。
細かい事ですが、いずれにしても正直このタイトル好きになれそうにないので☆一個減らしました。

内容はとてもいい本だと思いました。まさにストーリーテラーの王道です。
古今東西の様々なお話を3分程度で読めるようにリライトしてある総覧的な本です。
この本をはしごにして原作にチャレンジしてね、という編集者の志が見て取れます。
題材的にも子供にとってすでに良く知ってる話もありますが、若干年齢層上向けのものもあります。
子供の好きそうなホームズとかリュパンネタの話やO・ヘンリーなどちょっと考えさせられる話
カフカの「変身」もちょっと不思議なテイストの話として載っていますし
バッドエンディングなお話、自然の厳しさを伝えるような話も入っています。
オズの魔法使いや星の王子様など、割愛するには惜しい話は3日位に分けて語られています。
このつづきはまたあした、ってやつですｗ

あとそれ以外で良かった点は、最近多いですが、装丁が(紙が？)軽いです。
子供には是非自分で手にとって見て欲しいですし、大分負担は軽いと思います。
お話も活字がやや小さいですが総ルビつきです。
挿絵も表紙もオールカラーで美しく、
主婦の友社が95周年記念事業として出版するだけのことはあるとおもいました。

本嫌いな小2娘の為に買いました。

読めない訳じゃないんですが、本を読むのが嫌いなんです。
まだるっこしいのかな〜慣れてないからいまだに逐語読みっぽくて
読むのも「こどものとも」レベル　最近やっとあんびるやすこさん位
私が保育園児時代に読んでいた絵本がいまだに読めません…実家から大量に送ってきたのにｗ
(世界文化社の少年少女世界の名作、ってどでかいシリーズ本です)