もう、怒らない (幻冬舎文庫) の感想
参照データ
タイトル | もう、怒らない (幻冬舎文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小池 龍之介 |
販売元 | 幻冬舎 |
JANコード | 9784344417960 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
とても実践的な本です。仏教本にありがちな、所謂観念的なお説法でなく、具体的方法論として書かれてあります。だから仏教ではなく、仏法なのでしょう。嫌な事を言われた時は、ただの音と思えばいい。。ルールは、他人に課するものでなく、自分に良き戒として決めておく、、、など。 兎に角、煩悩の3毒、怒り、むさぼり、迷い、、、これらの透徹した冷ややかな分析を読むだけでも、この著者の本がリーダブルなものだと知れるだろう。。
「幸せになりたいと願いながら正反対のことをする人たち」(p.68)という見出しにはドキっとさせられる。
本書の趣旨に基づけば「もう、怒らない」とは、「もう、不快にならない」と言い換えられよう。
「心は勝手に暴走し、ついつい不安になったり、ついつい怒ったりしては、自分自身にダメージを与える特質を持っています」(p.4)
なぜ、幸せを破壊する不快感が、心の中で勝手に暴走して止まらなくなるのか、それはどうすれば止められるのかを誰にでも分かる言葉で、平易に解き明かされている。
イライラを解消するために示される仏道的な処方箋は、きわめて具体的である。
嫌な上司への対処法や、仕事を押し付けられたときの不快感をバラバラにして捨てる方法や、買い物のとき嫌な店員の感情の背景を見抜いて落ち着く方法などなど。
怒りを静めるために提案されている、感情をバラバラに分解する方法は大変有効だと感じた。加えて、意識により体をよく調べることで怒りの悪影響を知り克服するという方法は、実践する価値があると思う。
本書の趣旨に基づけば「もう、怒らない」とは、「もう、不快にならない」と言い換えられよう。
「心は勝手に暴走し、ついつい不安になったり、ついつい怒ったりしては、自分自身にダメージを与える特質を持っています」(p.4)
なぜ、幸せを破壊する不快感が、心の中で勝手に暴走して止まらなくなるのか、それはどうすれば止められるのかを誰にでも分かる言葉で、平易に解き明かされている。
イライラを解消するために示される仏道的な処方箋は、きわめて具体的である。
嫌な上司への対処法や、仕事を押し付けられたときの不快感をバラバラにして捨てる方法や、買い物のとき嫌な店員の感情の背景を見抜いて落ち着く方法などなど。
怒りを静めるために提案されている、感情をバラバラに分解する方法は大変有効だと感じた。加えて、意識により体をよく調べることで怒りの悪影響を知り克服するという方法は、実践する価値があると思う。
小池さんの本の中で一番読んでいるのがこれです。
私は瞬間湯沸し器なので何度も何度も読んでいます。
そんなに簡単に性格改善はできないものの
私にとってはとても大きな実りになりました。
まず怒るという行為がどれだけ幼児的で恥ずべき行為か。
またそもそもどうして怒るのか。
起こった場合どれだけ自分にとって害があるか。
その害が他人にも及ぶということ。etc・・・
たとえば今まで裸で大手を振って町を歩いていたのが
そんな自分にはっと気が付いて物凄く恥ずかしくなる感じです。
しかしそれにしたがって他人のアラが目に付きだしました。
「あいつはいい年して私よりガキだしこの本でも読ませてやりたい」
しかしこれも「怒り」ですよね。この本から浮かび上がってくる
「自分自身を見つめる」ということの大切さ。
たとえば100%他人のせいにしたら100%改善することは無理です。
でも1%でも自分に原因が無かったか考えられたら1%の改善の機会が生まれます。
そのような感じで何度も自分と向き合うようになりました。
そして受け入れることの大切さ。住職が常々説かれている
否定も肯定もせず「受け入れる」ということ。
たとえば他人に対してムッときたら
「私は今あの人から言われたことでとても悲しんでいるね。辛いと思っているね」
と否定も肯定もせずありのまま受け入れる。
単純で簡単なようで実際にやってみると大きな変化がありました。
小池さんの本は多数出ていますが、怒りや自分を戒める方法
戒めるまで行かなくてももっと単純な心の律し方の具体的な方法がわかりやすく
書かれているのがこの本だと思います。
風邪薬で例えれば総合感冒薬ではなく咳止めや鼻水止めといった感じでしょうか。
さらにピンポイントに対象を絞った怒りの対処法だと思います。
しかもそれは対人関係や生き方に通ずるもので、私が何度も手に取ってしまう理由です。
私は瞬間湯沸し器なので何度も何度も読んでいます。
そんなに簡単に性格改善はできないものの
私にとってはとても大きな実りになりました。
まず怒るという行為がどれだけ幼児的で恥ずべき行為か。
またそもそもどうして怒るのか。
起こった場合どれだけ自分にとって害があるか。
その害が他人にも及ぶということ。etc・・・
たとえば今まで裸で大手を振って町を歩いていたのが
そんな自分にはっと気が付いて物凄く恥ずかしくなる感じです。
しかしそれにしたがって他人のアラが目に付きだしました。
「あいつはいい年して私よりガキだしこの本でも読ませてやりたい」
しかしこれも「怒り」ですよね。この本から浮かび上がってくる
「自分自身を見つめる」ということの大切さ。
たとえば100%他人のせいにしたら100%改善することは無理です。
でも1%でも自分に原因が無かったか考えられたら1%の改善の機会が生まれます。
そのような感じで何度も自分と向き合うようになりました。
そして受け入れることの大切さ。住職が常々説かれている
否定も肯定もせず「受け入れる」ということ。
たとえば他人に対してムッときたら
「私は今あの人から言われたことでとても悲しんでいるね。辛いと思っているね」
と否定も肯定もせずありのまま受け入れる。
単純で簡単なようで実際にやってみると大きな変化がありました。
小池さんの本は多数出ていますが、怒りや自分を戒める方法
戒めるまで行かなくてももっと単純な心の律し方の具体的な方法がわかりやすく
書かれているのがこの本だと思います。
風邪薬で例えれば総合感冒薬ではなく咳止めや鼻水止めといった感じでしょうか。
さらにピンポイントに対象を絞った怒りの対処法だと思います。
しかもそれは対人関係や生き方に通ずるもので、私が何度も手に取ってしまう理由です。