堕落する高級ブランド の感想
参照データ
タイトル | 堕落する高級ブランド |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ダナ・トーマス |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062146920 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
著者は、現在の高級ブランドはの多くは経営が創業者一族以外の者に委ねられ、高級ブランドとしての誇りを忘れ、利潤の追求のみが目的になっているという。
さらに、利潤を追求した結果、高級ブランド製品は「民主化」し、誰もが以前に比べて簡単に手に入れることができるようになり、高級ブランドはその輝きを失っていると。
本書は、サブタイトルである“How Luxury Lost Its Luster”(高級品はどのようにその輝きを失ったのか?」の通り、高級ブランドの歴史と、それが現代においてどのようにビジネスとして利用されているかを解説したものである。
もちろん、伝統と誇りを今でも大事にしているブランドもあるようだが、高級ブランド好きの人は本書を読んで落胆することが多いのは間違いないと思われる。
世界の高級ブランド市場全体の売り上げの40%は日本で売り上げられるというし、本書はアメリカで出版された訳書であるが、テーマは「高級であるとはどういうことか」であり、スウェット姿でルイヴィトンのバッグを持っている人を見るような日本でこそ読まれるべきだと思う。
普段高級ブランドを購入してオシャレを楽しんでいる人も、ビジネスモデルとしての「ブランド」に興味がある人も、本当に面白く読めるはず。
非常に勉強になる一冊だった。
さらに、利潤を追求した結果、高級ブランド製品は「民主化」し、誰もが以前に比べて簡単に手に入れることができるようになり、高級ブランドはその輝きを失っていると。
本書は、サブタイトルである“How Luxury Lost Its Luster”(高級品はどのようにその輝きを失ったのか?」の通り、高級ブランドの歴史と、それが現代においてどのようにビジネスとして利用されているかを解説したものである。
もちろん、伝統と誇りを今でも大事にしているブランドもあるようだが、高級ブランド好きの人は本書を読んで落胆することが多いのは間違いないと思われる。
世界の高級ブランド市場全体の売り上げの40%は日本で売り上げられるというし、本書はアメリカで出版された訳書であるが、テーマは「高級であるとはどういうことか」であり、スウェット姿でルイヴィトンのバッグを持っている人を見るような日本でこそ読まれるべきだと思う。
普段高級ブランドを購入してオシャレを楽しんでいる人も、ビジネスモデルとしての「ブランド」に興味がある人も、本当に面白く読めるはず。
非常に勉強になる一冊だった。