あな吉さんの 自分deカウンセリングBOOK (別冊すてきな奥さん) の感想

例えば、
｢どうにもならなそうな問題は小分けにして考えよう｣
｢まずがどれが一番気になる？　一番ストレスになってるとこをまず片付けよう｣
とかいう内容のことも書かれてるのですが、
それってビジネス書の｢長期の大きな案件やどうしていいか分からないと思える難しい仕事は気後れして先送りにしがちだから、まずは小分けにしてハードルを下げるべし！　その上で、まずはできることを一つだけでも手をつける｣　みたいなのと似たことだと思うんです。

でも、作者さんの語り口は易しいので同じような事を言っていてもとても分かりやすいし、
相談者さんとのそれなりに長い会話が載ってるので、自分が相談を受けてるように思えて、
｢なんか、自分にもできるかも！｣って気が起きます。
なんていうか、前向きになれるんです。

まあ、似てるだけに、ビジネス書や片付けのコツ、考え方や習慣のコツの本とかで同じような内容見たことあるよー、ってのも結構ありますが、
でもこういうのって知識がどうとかよりも、要はどれだけやる気を起こせるかが重要ですから。

あと、本のサイズや形式がいい。
人によっては大きくて邪魔という印象もあるでしょうが、それこそビジネス書にありがちな単行本サイズで厚い本よりも
大きめで薄めでカラーでイラストや写真もほどよくあるってほうがとっつきやすいです。
よほど本腰入れようとか活字大好きとかじゃなきゃ、この本を手に取るような心身疲れた忙しい主婦には、それこそ読むの自体がハードル高い。
でも、この本は、雑誌の特集を読んでる感覚で、サクサク読めます♪

大判でカラーなだけにお値段もまあまあしますが、それで自分の気分が今より楽になれるならいいんじゃないかな？というのが個人的な感想です。