天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | 天狗芸術論・猫の妙術 全訳注 (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佚斎 樗山 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062922180 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 近世文学 » その他の近世文学 |
購入者の感想
解説を読むと、なにやら武道の奥義を解き明かした本のように紹介されているが、そうなのか?
わたしには半分おふざけのパロディー本のように思われた。
訳者石井氏の解説は有益である。
しかし、それに続く内田樹氏の解説はいただけない。
いかにも自分は奥義を極めているように匂わせつつ(しかし、直接そうは言わないところが嫌らしい)、「お前たち初心者は、この本を読んでわかったつもりになるだろうが、それは間違いだよ。」と教訓を垂れる。しかし、では何が間違いなのかは語らない。「指をみるのでなく、その先にある月をみるのだよ」というわけだが、そういう本人が真に月を見ているのかは誰にもわからない。
こういうのを、野狐禅というのであろう。
わたしには半分おふざけのパロディー本のように思われた。
訳者石井氏の解説は有益である。
しかし、それに続く内田樹氏の解説はいただけない。
いかにも自分は奥義を極めているように匂わせつつ(しかし、直接そうは言わないところが嫌らしい)、「お前たち初心者は、この本を読んでわかったつもりになるだろうが、それは間違いだよ。」と教訓を垂れる。しかし、では何が間違いなのかは語らない。「指をみるのでなく、その先にある月をみるのだよ」というわけだが、そういう本人が真に月を見ているのかは誰にもわからない。
こういうのを、野狐禅というのであろう。