あやしい探検隊 北海道乱入 角川文庫 の感想

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参照データ

タイトルあやしい探検隊 北海道乱入 角川文庫
発売日2014-10-25
製作者椎名 誠
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード登録されていません
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日記・書簡 » 日本文学

購入者の感想

本作は、あの『わしらは怪しい探検隊』から四半世紀を経て復活した怪しい探検隊シリーズなのだが、全く面白さを感じなかった。初期の怪しい探検隊…東ケト会からいやはや隊までは非常に面白かったのだが、アフリカ乱入くらいから次第にパワーダウンしたように思う。本作に描かれる探検隊も、魅力的だった『怪しさ』が全く消え失せ、『訝しさ』と『厭らしさ』にまみれているようである。

さらには本作の探検隊は他の取材を兼ねているようで、業界人による業界のための探検隊という様相であり、極貧・自給自足の物乞い旅と言いながら、豪華絢爛の大名旅行になっている。

また、やたら多くの写真が掲載され、いちいち細かい説明があるのも良くない。最初の『わしらは怪しい探検隊』なんかは、沢野ひとしのイラストだけで十分面白かったのに。

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