フェザー ハイステンレス両刃 20枚入 の感想

両刃カミソリ向けの替刃として一番優れた製品だと思います。

両刃カミソリ替刃の選択肢としてはシャークやドルコ、メルクールの刃もあるでしょう。
しかしエジプト製のシャーク、韓国製のドルコはもとより、かつてドイツで生産されていたメルクールも現在はイギリスメーカーのOEMであり、日本製のフェザーの品質には到底かないません。

海外のカミソリ愛好家サイトでも、最も高い評価を得ているのがこのカミソリです。

「あたりがきつめ」というレビューもありますが、鋭くない剃刀は肌に微細な傷をつけ、毛嚢炎等のトラブルに原因になるだけです。
適切な方法で使用していれば、そのようなキツさを感じることはありません。

刃自体の印象は、肌にすこし攻撃的ですが切れ味は良いです。サクサク切れます。
ただし刃の剛性が低いのか刃先が跳ねる感じがあって、硬い毛では刃先が暴れて
肌を傷める印象を受けます。性能を維持できる期間は長めです。ハズレ刃もなく品質が
安定しています。

深剃りの得意なホルダーで使うと、肌がヒリヒリする感じになることが多いです。
メルクール334ｃ、ジレットのTechではちょっと危険な感じの剃りになります。
ただ334cで味わうこのスパスパ感も他にはない爽快さです。

ジレットのSuperSpeed、Adjastableのダイヤル３のあたり、Parkerの91Rとの
組み合わせはすこぶるよいように思います。いずれも気楽にスルスルと剃れます。

だいたい5回くらいで切れ味の低下を感じますが、鍋でぐつぐつと刃を煮沸すると
刃先の汚れが落ちるのか再び性能が回復してまた５回くらい使えます。わたしは
この10回で捨てていますが、さらに茹でればまた性能は回復するかもしれません。

どの刃でも、たいていは茹でると性能が戻ります。

自分に合ったホルダーで使うと良い刃です。