使徒覚醒 の感想

このCDは妖精帝国の16thシングルCDだ。
アルバム『PAX VESANIA』から1年ぶりのリリースとなる。

トラック1の『使徒奏デシ破滅ノ竪琴』ではハイテンポな曲調と悪魔的なコーラスが特徴だ。
ヘヴィメタル・バンドとしての力は衰えていなく、むしろパワーアップしていると行っても良いだろう。
ボーカルのゆいさんの早口ぶりには舌を巻く。
ホントに何かが召喚されそうだ。

トラック2の『覚醒、冱てる魂と運命の境界線』は2014年7月24日に発売される、PS3ソフト『神様と運命覚醒のクロステーゼ』の主題歌として使われている曲だ。
「不本意でも不条理でも生きる姿は美しい」などの歌詞から人生の応援歌に聞こえる。
また、ゲームの世界観も表しているのだと感じる。

トラック3の『神剣乱舞』はハイテンポとゆったりとした曲調の波でありつつも、そんなに早口ではない。
序盤の「覚醒せよ」が最高に格好いい。
悲しみや恐怖心を抱えつつも未来を掴もうとするのが伝わってくる。

全体を通して、1年のブランクがあった事に少々心配していたが、それは杞憂に終わったと言って良い。
相変わらずの格好良さはあり、シングルCDのタイトル通りホントに使徒が覚醒しそうな3曲だ。
ファンの期待は裏切らないクオリティになっているので、是非。