間宮夕貴 やわらかい卵 ~映画「甘い鞭」より~ [DVD] の感想

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このメイキング集だけでも１作品かも。
お腹がいっぱいになります。本編はまだ
観ていません。余裕が出来たら買います。

　年齢のわりには幼い面立ちをしていて、セーラー服をまとって駆ける様子はひょこたんひょこたんとしてゴムのボールが弾むようだし、コメンタリーの収録中には突然お腹が空いたと言って手元の何かを口に入れてしまい、もごもご声になっちゃう。天真爛漫で無垢な感じがすごくする娘なのだけれど、衣服を脱がされるとさすがはグラビアトップアイドル、均整が取れたボディとのびやかな手足のバランスが抜群で上等の色香がむんむん湧いてくる。

　はげしい雷雨のなか、隣家の男に無理やり引きずり込まれ、地下室に幽閉されてから先は果てしない陵辱の嵐。そんな悲劇の高校生を間宮夕貴は演じていており、全篇を通じてほとんどの場面が衣服を着けない素っ裸の状態となって映し出されているから、相当に色っぽかったし迫力に満ちていました。

　たとえば大型の白いベッドの４本の脚にロープで両手両足をきつく縛られ、大の字となり、黒い茂みをさわさわと大気にさらしている様子なんかは見ていて胸が泡立つところがあったのだけど、それより何より裸の男優とのくんずほぐれつのラブシーンが哀しくも美しく、目に深々と焼き付きました。色々な性愛のかたち（このDVDには本編で使用されなかったベッドシーンも数多い）が劇中試されていくのだけれど、石井隆監督の作品では常に“体位”が意味を含むようなところがあって、今回も本当に語りかけるものがあって面白かった。ご承知の通り体位って“心に響くかたち”と“身体の芯に響くかたち”があって、快感がいくら高くたってはた目からは相当に格好悪いものが多い訳なんだけど、間宮夕貴と男優が繰り広げる愛の形はむごたらしくも綺麗でね、ずんずんと心に来ます。