新装版 風の武士(上) (講談社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 新装版 風の武士(上) (講談社文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 司馬 遼太郎 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062758895 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » 歴史・時代小説 |
購入者の感想
貧乏御家人の次男坊の主人公、24歳、兄の家で食客として無為の日々を過ごしているが、ある日剣術道場の代稽古に赴く。
その途中ある山伏に出遭う。自分の見知らぬ顔であったが向こうはどうやら違うようだ。
気にはなったが道場へ急ぐとその道場の用人格の人物が殺されている。
道場の関係者はひたすら表沙汰にしたくない様子で公儀に知らせずに病死とさせたいとの事だ。
疑問に思いつつ帰ったその夜、ある集団に命を狙われる。今日の出来事と何か関係があるに違いない。
いったいどういうわけだろうか。
食えない道場主には何か秘密があるようだったが、翌日話をするとなんとこの老人は伊賀忍者の末裔だった。
話は熊野の奥に千年もひっそりと存続している幻の国、安羅井国の財宝を巡り、主人公、同じく道場の代理として剣術師範を生業とするライバル、道場主とその娘らと、存在を知り財宝を狙う幕府と紀州徳川家のそれぞれの思惑と陰謀が関わって物語が展開してゆく。
この先どうなるんだろうか、どこに行くのだろうかと絶妙な間合いで話が進むので次々とページをめくってしまいます。
今までどちらかと言えば関ヶ原などの実際の歴史を基にした司馬先生の小説を多く読んできましたが、こういった伝奇小説もまた巧く書く人なのだなと思いました。
その途中ある山伏に出遭う。自分の見知らぬ顔であったが向こうはどうやら違うようだ。
気にはなったが道場へ急ぐとその道場の用人格の人物が殺されている。
道場の関係者はひたすら表沙汰にしたくない様子で公儀に知らせずに病死とさせたいとの事だ。
疑問に思いつつ帰ったその夜、ある集団に命を狙われる。今日の出来事と何か関係があるに違いない。
いったいどういうわけだろうか。
食えない道場主には何か秘密があるようだったが、翌日話をするとなんとこの老人は伊賀忍者の末裔だった。
話は熊野の奥に千年もひっそりと存続している幻の国、安羅井国の財宝を巡り、主人公、同じく道場の代理として剣術師範を生業とするライバル、道場主とその娘らと、存在を知り財宝を狙う幕府と紀州徳川家のそれぞれの思惑と陰謀が関わって物語が展開してゆく。
この先どうなるんだろうか、どこに行くのだろうかと絶妙な間合いで話が進むので次々とページをめくってしまいます。
今までどちらかと言えば関ヶ原などの実際の歴史を基にした司馬先生の小説を多く読んできましたが、こういった伝奇小説もまた巧く書く人なのだなと思いました。