東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書) の感想

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タイトル東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書)
発売日販売日未定
製作者川辺 謙一
販売元交通新聞社
JANコード9784330507149
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 産業研究 » 交通

購入者の感想

JR東日本の東京圏の在来線を管理する東京総合指令室。
そこに勤務する人たちが、どのような仕事をしておられるのかが分かりやすく解説されています。

実際に輸送障害が発生したときの指令室内の様子、司令員が乱れたダイヤを回復をどう回復させていくのか、
司令員の一日の勤務体系などなど、内容は盛りだくさんです。

また、指令員には、列車の運行管理を行う輸送指令の他に、乗務員や車両の運用を管理する運用指令、
駅・乗務員への情報伝達を行う営業運輸指令、電力設備等の管理を行う設備指令という具合に様々な
種類があり、それぞれどのような仕事なのかについても解説されています。

3.11の大震災発生時、また翌日以降の計画停電で混乱する現場や、今年のお正月に有楽町駅付近で
発生した沿線火災時の対応(山手線で折り返し運転を行ったのはこの時が初だとか)にも触れられており、
非常に興味深い内容でした。

後半では、国鉄時代に手探りで仕事をしていた指令室が、ATOS導入により仕事がどんどん効率化されていく
プロセスにも触れられています。

とにかくこの本を読めば、指令室の人・仕事・物(ハードウェア)・歴史が分かります。
普段利用者が目にすることの無い”指令”という仕事に興味のある方には是非オススメしたい一冊です。

ただし、セキュリティを考慮し、指令室内の写真は一切ありません。
代わりに著者が資料を基に作成したイラストが掲載されています。
指令室の様子を写真で見たいという方にはおすすめしません。

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交通新聞社から発売された川辺 謙一の東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書)(JAN:9784330507149)の感想と評価
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