UNIXという考え方―その設計思想と哲学 の感想
参照データ
タイトル | UNIXという考え方―その設計思想と哲学 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Mike Gancarz |
販売元 | オーム社 |
JANコード | 9784274064067 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » コンピュータサイエンス » 情報学・情報科学 |
購入者の感想
Linux初心者です。入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)
を読んでとてもよかったので参考文献にあったこちらも読んでみました。
各章ごとにUNIXの定理(「小さいことはいいことだ」や「効率より移植性」など)を取り上げ
掘り下げて解説してあるので分かりやすく読みやすかったです。
さすがに20年近く前の著書なので取り上げているハードウェアなどの記述などは
若干古さが否めませんが、その背景にあるUNIX哲学は色褪せていないと思います。
を読んでとてもよかったので参考文献にあったこちらも読んでみました。
各章ごとにUNIXの定理(「小さいことはいいことだ」や「効率より移植性」など)を取り上げ
掘り下げて解説してあるので分かりやすく読みやすかったです。
さすがに20年近く前の著書なので取り上げているハードウェアなどの記述などは
若干古さが否めませんが、その背景にあるUNIX哲学は色褪せていないと思います。
Small is beautiful これがUNIXの設計思想だ。これはフォルクスワーゲンが世界に売り出したときのコピーだそうだが、なかなかおもしろい考えだ。基本的にこのOSは小さなプログラムをいくつか組み合わせることで素早くアプリケーションを走らせる、合理的なOSだ。シンプルだからこそ早く作れる。小さいからこそ素早く未来に対応できる。いくつかのプログラムに分割できるから、悪いところをすぐに直せる。多機能主義の弊害は確かにうなずける。「一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる」とは魅力的な言葉だ。