図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある の感想
参照データ
タイトル | 図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山口 真由 |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 9784594071073 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
多くの自己啓発本が著者の「壮大な自己紹介」に終始しており、「こんなものに1000円と数時間も」と苛立ちさえ覚えることが多い中、本書は「極めて現実的な論拠に基づく方法論」を示した貴重な自己啓発本だった。
それぞれの方法論には、明確な論拠が示されており、「普通の人間」に有用であることがしっかりと重視されていた。
ただ、一つ注意しておかなければならない事は、自己啓発本によくある「良い生き方」や「素晴らしい人生を送る方法」といったテーマには一切関わらないことだ。
その意味では本書は素晴らしい「努力のマニュアル本」であり、それ以上でもそれ以下でもない。
それぞれの方法論には、明確な論拠が示されており、「普通の人間」に有用であることがしっかりと重視されていた。
ただ、一つ注意しておかなければならない事は、自己啓発本によくある「良い生き方」や「素晴らしい人生を送る方法」といったテーマには一切関わらないことだ。
その意味では本書は素晴らしい「努力のマニュアル本」であり、それ以上でもそれ以下でもない。
教科書を七回読むだけで東大首席!で話題となった努力論「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある」の図解版です。が、ただの図解本ではなく、前作にあった「こんなに方法で頑張ったアタシ」という著者の経歴を押し出した感じや無駄な文章が削られ、「方法論」に話が絞られています。もちろん、図も非常にわかりやすいですね。90ページと薄めですが、無駄が少なく、焦点が絞られています。しかも、各章ごとに的確なまとめがついているので、反復して読むのにちょうどよい作りとなっています。
第一章では、「七回読み」の方法論を具体的に説明しています。
一回目、二回目、三回目は「助走読み」であり、出てくる単語をインプットして文章に親しむことを目的としています。一回目と二回目は文章を理解しようとぜす、斜め読みしながら漢字やカタカナの単語を頭にインプットします。三回目は、速い速度で普通に読みます。この時も理解せず、拾い漏れたキーワードをピックアップしていく作業です。
四回目、五回目は「本走読み」です。文章全体の意味や論理構造に親しむことを目的としてます。普通に読んでいきます。四回目では、これまで拾ってきた言葉の中にあった重要そうなキーワードの意味をサーチしながらサラサラ読みます。五回目では、全体の論理展開や構成を意識しながら読みます。すでに単語やキーワードに触れているので、すらすら読めるようになります。
六回目、七回目は「完走読み」です。文章の内容を完全に理解することを目的としています。六回目では、読みながら段落ごとに自分で要約して行き、自分の理解度を確認します。七回目では、その要約をもとに読むことで、文章の細部まで自分の頭のなかに叩き込みます。
非常に合理的だと思います。ただし、人によって情報の処理能力が違うと思うので、七回というよりも、七段階ととらえたほうがいいかもしれません。
第一章では、「七回読み」の方法論を具体的に説明しています。
一回目、二回目、三回目は「助走読み」であり、出てくる単語をインプットして文章に親しむことを目的としています。一回目と二回目は文章を理解しようとぜす、斜め読みしながら漢字やカタカナの単語を頭にインプットします。三回目は、速い速度で普通に読みます。この時も理解せず、拾い漏れたキーワードをピックアップしていく作業です。
四回目、五回目は「本走読み」です。文章全体の意味や論理構造に親しむことを目的としてます。普通に読んでいきます。四回目では、これまで拾ってきた言葉の中にあった重要そうなキーワードの意味をサーチしながらサラサラ読みます。五回目では、全体の論理展開や構成を意識しながら読みます。すでに単語やキーワードに触れているので、すらすら読めるようになります。
六回目、七回目は「完走読み」です。文章の内容を完全に理解することを目的としています。六回目では、読みながら段落ごとに自分で要約して行き、自分の理解度を確認します。七回目では、その要約をもとに読むことで、文章の細部まで自分の頭のなかに叩き込みます。
非常に合理的だと思います。ただし、人によって情報の処理能力が違うと思うので、七回というよりも、七段階ととらえたほうがいいかもしれません。