ELECOM 無線アクセスポイント 1300+450Mbps 11ac対応 PoEパススルー機能搭載 WAB-I1750-PS の感想

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自宅に設置して半年ほど経ったので、一通り感想など。

ルーティング機能のない純粋なAC対応のお手頃価格のAPが欲しくなり、本製品を購入。
大体半年程度運用してみての感想です。

初めに、本気で業務用として使う場合は多分耐えられない気がするので、CISCO等の実績の豊富なメーカの導入をお勧めします。
本製品はあくまで20人未満でかつ、軽い負荷で使うAPだと思います。

設定は普通の業務APと同じ感じでトランクポートに接続し、マルチSSIDおよび管理用VLANを数本流して運用しています。
まず下位機種と一番違う点と思われるコンソールポートですが、一応CISCO社のロールオーバーケーブルで設定は出来ます。
但し、速度が115200bps接続なのでUSB-シリアルコンバータを選ぶのと、ポート自体の安定性が微妙な気がするので使わない方が良いのかも知れません。CLI自体あまり洗練されていないので積極的に使うことはないと思います。

GUIに関しては、インターフェイスがサクサク動くのでストレスなしで設定が可能です。設定についてはこの手のAPを買う人ですので基礎知識は一通りあると思いますので問題はないでしょう。
速度については、APが処理落ちするほど負荷を掛けられないため不明ですが、普通の家庭用の無線ルータよりは負荷に強いようなので負荷が掛かっての処理落ちという意味合いでは家庭用のルータよりは優秀だと思います。

問題点としてはコンソールポートでAP側のIOポートが落ちた場合、ログイン情報がそのまま残りAPが操作不能になる点。
WEBブラウザでのログインも出来ない為、再度ログインしたい場合は電源を切る以外の復旧方法がありません。
APを設置する際は、保険の意味でも電源の抜き差し等がやりやすい形での設置が良いようです。
初期のファームでは11g側で負荷を掛けた場合に、11a側の電波が止まる場合があったのですが最近のファームでは起こっていない為修正されているのかも知れません。起こった場合はAPを再起動させる必要があります。