サウンドエフェクトのプログラミング―Cによる音の加工と音源合成 の感想
参照データ
タイトル | サウンドエフェクトのプログラミング―Cによる音の加工と音源合成 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小坂 直敏 |
販売元 | オーム社 |
JANコード | 9784274068942 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » C |
購入者の感想
音声信号処理の本はたくさんありますが、どれも工学系、情報系を対象にしたものでした。近年、デジタルコンテンツに関わるクリエイターは離散信号処理の学習を避けては通れませんが、この本はまさに、そのような方には必読の書です。従来のサウンドプログラミング系の本は、サンプリングやフィルタ関連の内容が多かったのですが、この本の素晴らしいところは、音源合成、つまり音作りの部分が丁寧に書かれている点です。
デジタルサウンドの基礎の部分から始まり、変調やフィルタなど、シンセシスに関わる部分も詳細に書かれています。さらに、C言語によるソースプログラムが書かれていますので、MaxやProcessing、あるいはArduinoなどで音に関わっている方で、さらに自分で音作りをしたい人にとっては最適の書です。
対象はサウンドプログラミングの初級から中級レベルですが、重要な処理はほとんど網羅できますので、応用力をつけるにも十分な内容です。また著者の小坂氏は長年、NTT基礎研究所で音楽信号処理の研究をされており、コンピュータミュージックの作曲家としても活躍されている方なので、工学知識の無いアート系の学生にも読みやすいような配慮がうかがえます。アートに関わるサウンドプログラミングの指南書として、まさに必読の書と思います。
私自身も音楽大学でサウンドプログラミングを教えておりますが、これに勝る本はないと思います。
デジタルサウンドの基礎の部分から始まり、変調やフィルタなど、シンセシスに関わる部分も詳細に書かれています。さらに、C言語によるソースプログラムが書かれていますので、MaxやProcessing、あるいはArduinoなどで音に関わっている方で、さらに自分で音作りをしたい人にとっては最適の書です。
対象はサウンドプログラミングの初級から中級レベルですが、重要な処理はほとんど網羅できますので、応用力をつけるにも十分な内容です。また著者の小坂氏は長年、NTT基礎研究所で音楽信号処理の研究をされており、コンピュータミュージックの作曲家としても活躍されている方なので、工学知識の無いアート系の学生にも読みやすいような配慮がうかがえます。アートに関わるサウンドプログラミングの指南書として、まさに必読の書と思います。
私自身も音楽大学でサウンドプログラミングを教えておりますが、これに勝る本はないと思います。