A MOON CHILD IN THE SKY の感想

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参照データ

タイトルA MOON CHILD IN THE SKY
発売日2005-09-21
アーティスト天野月子
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013979802
Disc 1 :A MOON CHILD IN THE SKY
Devil Flamingo
JOKER JOE
イデア (A Moon Child mix)
Stone
翡翠 (A Moon Child type)
1/2 -a half-

砂糖水
パレード
博士と孔雀
花冠
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

彼女はメジャーデビュー以来、どのアルバムでも実にバラエティ豊かな"世界"を築き続けてきていますが、自らの名を冠したのこアルバムでは、正にその集大成といっても良いほど、様々な"彼女の世界"をプリズムの如く描き出しています。
ロックらしい激しいビートで奏でられる「Devil Flamingo」「JOKER JOE」「パレード」
ちょっと冷めて突き放した感じがまた彼女らしい「Stone」「花冠」
非常に美しいメロディーラインにメッセージ性の強い歌詞をのせしっとりと歌い上げる「イデア」「翡翠」「1/2」「聲」
ちょっと可愛らしく、物語を語っているような雰囲気の「砂糖水」「博士と孔雀」
そして変化球の「体操」
どの楽曲もそれぞれに独自の味があり、世界観が築き上げられています。また、それぞれの世界を見事に歌い分けている彼女の歌唱力も見事。何度聴いても飽きがくることの無いアルバムです。
彼女の才能はもっと広く世間に広まっても良いと思いますね。

 彼女の 抜群に広い音楽性を感じさせる、渾身の一枚。

 ハードなロックから、ゆったりとしたバラード、はては 柔らかいポップスまで
 自然に軽く そつなくこなしていく。
 その変貌ぐあいのギャップが大きく、クオリティが半端じゃない。
 全部 本人の作詞/作曲であるが…ホントに一人から生み出された作品なのか、疑いたくなるくらいだ。

 『聲』と『博士と孔雀』を続けて聴いて、同じアーティストだと思う人はまずいないだろう
 だが 言葉に耳を傾けると、根底にある 彼女独自の世界観が垣間見えてくる。
 世間を冷めた目で見下し、独りだけ浮いた場所から 大地を斜めに切り裂く。
 それでいて、常に胸の奥では安息の場所を望んでいる。

 一言でいうと素直じゃないのだ。

 心に渦巻いた二律背反を、思いつくまま抽象的なモノに喩え、イメージの塊でメッセージとして伝える。
 この不思議な詩には、彼女にしか作れない天賦の才が 確かに息づいている。

 『Devil Flamingo』『a half 1/2』『聲』 『花冠』 がお気に入り。

 特に 後ろ2曲の荘厳な雰囲気は、今まで自分が出会ったことが無い曲色であったため新鮮に感じた。
 (同じように感じる方は、『翡翠』がSingle ver. を聴いてみるのもいいかも知れない。Albumとはだいぶ印象が違うので…) 

 間違いなく 聴く価値のある名盤である。
 あまりにも幅広すぎて、どんなジャンルとは言うことができない。
 だが、最近 邦楽なんて聴いてないなぁ、と思っている人に 特にオススメだ。
 邦楽も捨てたもんじゃない と気付かせてくれる力を、この一枚は秘めている。

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