「マザーウォーター」 [DVD] の感想

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参照データ

タイトル「マザーウォーター」 [DVD]
発売日2011-05-11
監督松本佳奈
出演小林 聡美
販売元バップ
JANコード4988021135740
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

「かもめ食堂」「めがね」のようなストーリー性が薄く、
セリフの少ない映画は好きだけれど、この映画はちょっと
度が超えているかも。

それぞれの人物背景がまったく見えないせいか、もたいさんや
聡美さんが演じる役柄がやけに居丈高に思え、逆に男性キャラは
従順すぎるか、普通すぎるように思えます。
対照的に小泉今日子さんの、優しく可愛らしすぎる声の
「いらっしゃいませ〜」が浮いて聞こえる・・・。
セリフもどこかで聞いたような言葉が多くて、登場人物の存在意味も
あまり感じられず。

聡美さんのお店は、引越し直後のガランとした古い家を想像させ、
シンプルを通り越して寒々とした印象、対してもたいさんの住まいは、
なんだか今風で明るく「おばあちゃん」っぽい彼女とのイメージが・・・。

これならいっそ、自然の音と作品内で使われたBGMと映像だけの
イメージ映画にした方が、まだ心に響いた気がします。

それぞれの人が「自分にとって大切なこと、物」に気づいて選んで
実行し、守ってゆく。そんな生活を楽しむ。それに飽きたら前に進む。

と、言いたいのかも知れませんが、メニューのないカフェ、ウィスキー
しか置かないバーなど、他人の存在があってこそ活きる場所なのに
それを寄せ付けない、「大切なもの」のみにこだわり、淡々とという
より「自分」への執着を感じます。

「水」や「街のにおい」と、意思や感情がある「赤ちゃん」を
「大切にする」ことを同系列にしているためか、赤ちゃんが
小道具みたいに感じられて、見ている途中で一気に興ざめして
しまいました。

ただ、衣装は個々のキャラにぴったりで、どこかパキっとしていて
清潔感があり、個性的で似合っていました。
飯島奈美さんのお料理もやっぱり美味しそうで、もたいさんの
一人っきりで楽しんで味わう食事シーン、その表現力は見事です。

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