マスタリングTCP/IP 応用編 の感想
参照データ
タイトル | マスタリングTCP/IP 応用編 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Philip Miller |
販売元 | オーム社 |
JANコード | 9784274062568 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー |
購入者の感想
「入門編」を読んでよかったので続けて購入。
各プロトコルの基本動作についてパケットトレース=具体例が載っているのでわかりやすいです。
ただ一方で、ちょっと文面が硬くわかりづらさは残ります。
事前に「入門編」は必読と思います。
各プロトコルの基本動作についてパケットトレース=具体例が載っているのでわかりやすいです。
ただ一方で、ちょっと文面が硬くわかりづらさは残ります。
事前に「入門編」は必読と思います。
翻訳版が出版されたのが1998年で原版はさらに前に書かれたものです。
確かに、TCP/IPの基本的な部分というのは昔から大きく変更はありません。
ですが、アプリケーション層プロトコルやその他のネットワーク技術というのは、この書籍が書かれた当時とは大きく変わっています。
例えば、この本には、HTTPすらまともな記述がありません。
現代のインターネットにおけるWeb関連技術の重要性は、いうまでもないと思います。
他にも、重要な項目やプロトコルの記述がなかったり、逆にすでにほとんど使われていない技術について記述が多かったりと、正直現時点でこの本に対し正当な評価がされているとは思えません(私見ですが)。
このシリーズの入門編は、定期的に改訂を繰り返し、現在でも素晴らしい書籍であるがゆえに、応用編と銘打っているこの書籍が、今のような状態になっているのは残念です(これは、そもそもこの書籍が翻訳本であることに起因していると思いますが)。
ちなみに、他のレビューにあるようなネットワーク関連の実装をやられるにしても、この書籍は不十分です。
先述の通り、TCP/IPにおける基本部分は昔から大きく変更はないですが、そのような部分は往々にして複雑です。
例えば、TCPにおける様々な制御は、この書籍に書かれているよりもずっと複雑に動作します(TCP/IP Illustrated vol.1 あるいはその翻訳版の詳解TCP/IPやRFCを見ればわかると思いますが)。それに対し、この書籍はかなり説明不足だと思います。
故に、TCPなどの重要なものに関しては、ほとんどの場合で入門編の内容で事足りるし、細かいことを知りたければTCP/IP Illustratedを読めばいいので、この応用編を使う機会はないんではないかと思います。
さらに、アプリケーション層の実装に関しても大半のことがネットに書かれているし、細かいことを知りたければRFCしかないし、やはりこの書籍が活躍する機会はないです(これも私見です)。
確かに、TCP/IPの基本的な部分というのは昔から大きく変更はありません。
ですが、アプリケーション層プロトコルやその他のネットワーク技術というのは、この書籍が書かれた当時とは大きく変わっています。
例えば、この本には、HTTPすらまともな記述がありません。
現代のインターネットにおけるWeb関連技術の重要性は、いうまでもないと思います。
他にも、重要な項目やプロトコルの記述がなかったり、逆にすでにほとんど使われていない技術について記述が多かったりと、正直現時点でこの本に対し正当な評価がされているとは思えません(私見ですが)。
このシリーズの入門編は、定期的に改訂を繰り返し、現在でも素晴らしい書籍であるがゆえに、応用編と銘打っているこの書籍が、今のような状態になっているのは残念です(これは、そもそもこの書籍が翻訳本であることに起因していると思いますが)。
ちなみに、他のレビューにあるようなネットワーク関連の実装をやられるにしても、この書籍は不十分です。
先述の通り、TCP/IPにおける基本部分は昔から大きく変更はないですが、そのような部分は往々にして複雑です。
例えば、TCPにおける様々な制御は、この書籍に書かれているよりもずっと複雑に動作します(TCP/IP Illustrated vol.1 あるいはその翻訳版の詳解TCP/IPやRFCを見ればわかると思いますが)。それに対し、この書籍はかなり説明不足だと思います。
故に、TCPなどの重要なものに関しては、ほとんどの場合で入門編の内容で事足りるし、細かいことを知りたければTCP/IP Illustratedを読めばいいので、この応用編を使う機会はないんではないかと思います。
さらに、アプリケーション層の実装に関しても大半のことがネットに書かれているし、細かいことを知りたければRFCしかないし、やはりこの書籍が活躍する機会はないです(これも私見です)。