デザインの学校 これからはじめるPhotoshopの本 [CS6対応版] の感想

Photoshopの購入と同時に、何冊かある初心者用の手引き本の中から、レビューを参考に本書を購入しました。
一応普段、PCを使ったりはするのですが、画像編集ソフトの類はほぼ触ったことのないド素人です。
一通りのレッスンを終えたので、レビューを書かせていただきます。

☆良い点
文字が大きめです。一つの見開きページにタイトル＋５手順が載っていて、大きめのカラー写真の横に説明が入っています。
また、写真自体にクリックする場所をマークしてあり、わかりやすいです。
本書にはDVDディスクが付属していて、中には本書を見ながら学習できるレッスン用のデータが入っています。(自由に使えるオマケ画像素材とPhotoshopの体験版も一緒に入っています。)
レッスン用のデータには、これから編集作業をしていくベースのファイルと、編集が終わるとどうなるかというお手本のファイルがあるので、作業後に同じ状態になっているか見直し(答え合わせ)できるのがうれしいですね。
画像から素材を切り抜く時のコツや、切り取り元の画像の撮り方(選び方)なども載っていて、自分で素材を作るのが楽しくなりそうです。
レッスンも、自分で使う時に応用できそうだと思いました。

★悪い点
レッスンで、本書の手順の通りに進めているにも関わらず、お手本のようにいかないところがあります。
具体的に言うと、P132,’’８の２〜３の手順で、画像をクリックして、その画像の色を描画色に設定する、という部分です。
自己流で何とかしてしまうことも、できなくもないような些細な部分ですが。
教科書と同じことをして、教科書と同じにならないのだから、何度も何度も削除、やり直して、でもやっぱりできなくて…相当イライラしました。
めんどくさいから、飛ばしてもいいんですけどね。

Photoshopは高機能なアプリケーションだけに、まともに全機能を説明しようとすれば、取っ付きにくい読みにくい本になってしまいます。しかし、これはPhotoshopの便利さと仕上がりの美しさを体験するために必要最低限の内容へと大胆な選別を行い、より進んだ活用へと創作意欲を掻き立てる、、、そんな良い入門書になっています。私は、長年Photoshopを利用していますが、楽しめました!

付録にCS6の体験版もついていて、CS6を持っていない人も30日間全機能を体験出来ます。私も体験してから購入に踏み切りました。