二宮金次郎の幸福論 の感想
参照データ
タイトル | 二宮金次郎の幸福論 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中桐 万里子 |
販売元 | 致知出版社 |
JANコード | 9784884749934 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門 |
購入者の感想
私はこの書籍の著者と一度と講演会で会ったことがありますがその講演の内容に感動して書籍が出版されるのをずっとずっと待っていました!この書籍の素晴らしいことは『自分ならどうする?って考えるきっかけをもらえること』です。また行間から金次郎の厳しくも暖かい人柄が伝わってくるようです。さすがは著者はご子孫さんです。私は金次郎の教えや金言集を知っていましたが『堅苦しいなあ難しいなあ』と感じていました。金次郎は文字も読めない百姓さん相手に難しいことをしゃべっていたのかと。しかし著者はさすがご子孫さんだけあって金次郎の教えを型にはまった道徳物語としての上から目線ではなく『一緒に考えてみましょう』と読者に考え判断決断実行することを促しています。金次郎が村人達をやる気させる秘訣がここにあるようです。またこの書籍を読む前は道徳とは決まりみたいなものだと私は思っていましたがそれは勘違いでした。道徳とは今目の前のことだけを見てそれに対し自分にとってやったらいいことをやっていくことかなと私は解釈しました。またこれは僕の考えですが、この本の使い方としてはただ金次郎の言ったことや著者の言ったことだからと鵜呑みにするのではなく、自分ならどうする?自分ならどうする?と問いかけ『金次郎さんはそうかもしれないが私はこう思うからこうしていくよ』ってあたかも金次郎さんと差しで向かいあって話しをしている風にして読んだらその利益は計りしれないと思います。 とかく、現代人はうまくいく方法をしりたがりますが、そんな方法はなく、自分でよく考えてよくやっていくしかしょうがありません。誰かにすがるのでなく、答えを自分で作っていく喜びを知って欲しいと金次郎さんは説いてるように私は感じました。私はすべての人にこの本をオススメします。